スポーツSDGsの取り組みとして、立位テニスを応援~柴谷代表理事編~【第43回全国選抜高校テニス大会】

「一般社団法人 障がい者立位テニス協会」メンバーの皆さん

昨年に引き続き、全国選抜高校テニス大会 実行委員会は、スポーツ庁も働きかけている「スポーツSDGs」の取組みの一つとして、手や足に障がいを持つ方が車いすではなく、立って行うテニス競技「立位テニス」の認知が広がるよう引き続き応援している。

2.jpgQ:今日の練習にはどの様な皆さんが参加されてますか?


柴谷代表理事「一般社団法人 障がい者立位テニス協会」のメンバーである、手や脚、体幹などに障がいのある方が集まってテニスをしています」


Q:本日の練習には、いろんな世代の方が参加されていますね。


「最初は40代以上の参加者が多かったのだが、今日も参加の7歳の女の子など、最近は若い選手が、障がい者立位テニス協会の練習会に集まってきています」


Q:若い世代が集まっている理由として、諦めていたスポーツを、自分の使える機能を最大限に活用してできることが魅力だからでしょうか?


「僕も高校生の時に左足を切断してテニスを諦めましたが、やはり立位テニスがあると言うことで、希望を持って生きてこられたので、若い世代の方が障がいを持ってもテニスを諦めないで、全ての機能を出し切ってテニスに励んでいただきたいと思います」


Q:今後、皆さんに立位テニスの魅力の認知拡大を進める為の、今後の活動や夢を教えてください。


「我々の今後の夢は、立位テニスがパラリンピックの正式種目になって、若い世代の選手達に夢を与えられるようにすることで、その為にいろんな活動を精力的に行っていきます」


障がい者の中には立ってテニスが出来るのに、立位テニスの存在を知らず、テニスを続ける為に車いすに乗ってテニスをしている人もおられる。バドミントンや卓球のように、テニスも車いすテニスだけではなく、立位での競技種目の正式認定を目指している団体である。


高校生の大会として、スポーツSDGsにも取り組む「第43回全国選抜高校テニス大会」実行委員会は、大会に関わる高校生達に、テニス以外にも多くのことを感じ学んで欲しいと願っている。


全国選抜高校テニス大会 チーフアドバイザー宮崎愛伎代


※写真は「一般社団法人 障がい者立位テニス協会」メンバーの皆さん
(©全国選抜高校テニス大会実行委員会)


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