
新型コロナウイルスの影響で現在はツアーが中断されているテニス界。そんな中、男子国別対抗戦「デビスカップ」の運営に大きく関わっているジェラール・ピケが、2020年の決勝ラウンドについて無観客開催は「難しい」とし、「悲観的」だと語った。イギリスのスポーツ専門チャンネルであるsky sportsが報じている。
サッカースペインリーグのFCバルセロナに所属するDFピケ。投資会社コスモス・カンパニーを立ち上げて「デビスカップ」に投資を行っており、彼の発案により同大会の決勝ラウンドは2019年からサッカーのワールドカップと似たスタイルに変更された。
ピケはスペインのテレビ局で、2020年の決勝ラウンドについて「ファンのいないデビスカップを開催するのは難しい。私はちょっと悲観的だ」と話した。
「不確実性が多い。スタジアムにファンを入れてもいいのかどうか、スポーツ省や政府はどう言っているのか聞いているところだ」「様々な意見があり、ファンを入れることができるのか、それとも無観客でなければならないのか。誰も確信が持てない」
一方で、出来る限り開催は目指しているようで「今後数週間でもっと明確になると思うが、今は準備をしようとしているところだ」とも発言している。
「人々は自宅で仕事をしているし、当然マドリードに施設を見に行くことはできないが、最終的にオーガナイズできるようになった場合に備えて準備をしている」
なお、2019年は「デビスカップ」決勝ラウンドを戦った日本代表チームだが、今回は3月に行われた予選ラウンドでエクアドルに敗れ決勝ラウンド進出は逃している。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2019年「デビスカップ」優勝国のスペインチーム
(Photo by David Aliaga/MB Media/Getty Images)