マイページ

ウィンブルドン

フェデラーがウィンブルドン最後のミドルサンデーの様子を紹介

写真は2019年「ウィンブルドン」でのフェデラー

2022年に、「ウィンブルドン」の145年間続いてきた伝統的なスケジュールが変更されることになった。来年からは、“ミドルサンデー”、“マニックマンデー”と呼ばれる日は無くなる。豪ニュースサイトnine.com.auが伝えている。

「ウィンブルドン」の第1週目と第2週目の間の日曜日は“ミドルサンデー”と呼ばれ、試合が行われない休息の日とされてきた。続く月曜日は“マニックマンデー”と呼ばれるが、“マニック”とは“大忙し”という意味があり、男子シングルスの4回戦と女子シングルスの4回戦、全16試合が同日に行われるその名の通り大忙しの日だ。だが、145年間続いてきた伝統も今年の大会を最後に変更となる。2018年に「ウィンブルドン」を制したアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、「正直、無くなると寂しいと思うわ」と語った。


最後のマニックマンデーとなった7月5日は、ココ・ガウフ(アメリカ)、エマ・ラドゥカヌ(イギリス)、世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)、ケルバーらが出場する女子シングルス4回戦、そしてノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)らが出場する男子4回戦ともに注目の試合が目白押しだった。


フェデラーは、主催者が来年からスケジュールの変更をすることに理解を示した。「みんな、試合日程が増えた方が良いんだ。日程が増えるということは、収入が増えるし、選択肢も増えるし、あれもこれもできるようになる。分かるよ」とフェデラーは語った。「収入だけが理由ではないと思うけどね。時代に合わせたということだ」


今年は、テニスの現在から未来への転換の年になるかもしれない。というのも、フェデラー(20勝)、ジョコビッチ(19勝)、ケルバー(3勝)などグランドスラムで何度も優勝しているベテラン勢がいる一方で、多くの新顔が勝ち上がってきたからだ。シングルス4回戦出場者32人のうち、26人は「ウィンブルドン」の準々決勝に進出したことがなく、20人は4回戦出場も初めてだ。


第25シードカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦するセバスチャン・コルダ(アメリカ)や、3回戦までで60本のエースを決めている第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と対戦するイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)は、共に「ウィンブルドン」本戦初出場。ジョコビッチの対戦相手である第17シードのクリスチャン・ガリン(チリ)と、フェデラーの対戦相手、第23シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)も、今年以前は「ウィンブルドン」本戦で勝利したことがなかった。


女子はというと、ケルバー、第23シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、そして第19シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)の3選手が準々決勝進出経験を持つが、それ以外はフレッシュな顔ぶれだ。ラドゥカヌは世界ランキング338位の18歳で、今回の「ウィンブルドン」が初グランドスラムとなる。他にも、今年の「全仏オープン」女王のバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、第18シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)、そしてリュドミラ・サムソノワ(ロシア)も「ウィンブルドン」本戦初参戦。女子の世界ランキング10位に入っている選手のうち4回戦に残ったのはたったの3人と、今年はノーシードの選手が番狂わせを演じる試合も多かった。


「ウィンブルドン」最後のミドルサンデーとなった先日の日曜日、フェデラーはInstagramに動画を投稿。自らの携帯で撮影したと見られる映像の中で、ミドルサンデーの会場の様子を紹介している。


「やあ、ロジャーだよ。ウィンブルドンの会場内をぶらぶらしているところさ。後ろにクラブハウスとセンターコートが見えるかな。今日が歴史上最後のミドルサンデーなんだ。今のところは…と言ってもきっと復活することは無いと思う。ちょっとみんなに周りを見せたかったのと、ミドルサンデーが僕や他の選手たちにとってどれだけ特別なものだったのかを紹介したくてね。僕たちは試合があると会場をこうやって歩けないから。今はバブルで、チャンピオンシップコートで練習をする以外は外に出られないけど。ミドルサンデーに試合が無いのは歴史の一部だったんだ。なぜかはよく知らないけれど」


フェデラーの歩く道の両側には、半球状の緑色のカバーがかけられたコートが並んでいる。「ほら、こうやってバブル(カバー)をかけている。これも理由は知らないな。きっと芝を守るためだよね。もしかしたら誰かが中でテニスをしているのかも(笑)」


「僕はこの大会が大好きだし、この場所でプレーするのも大好きだ。明日ソネゴと対戦するのが楽しみだよ。みんなに会場を少し見せられてよかった。ほら、見て。ここにいるだけでいい気分だよ。みんな元気で、ミドルサンデーを楽しんで。またね」


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「ウィンブルドン」でのフェデラー
(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)








【ウィンブルドン現地コラム 更新中!】
コロナ禍のウィンブルドンのリアル情報を 現地の写真満載でお届けします。
現地在住ライター、テニスライター内田暁がレポート!

記事はこちら>>>

ウィンブルドンの関連記事

PAGE TOP
menu