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ウィンブルドン

「ウィンブルドン」会場が美しい庭園内に増築!2030年完成予定

写真は2008年「ウィンブルドン」決勝後のフェデラー(左)とナダル(右)

テニスの象徴とも言える大会、「ウィンブルドン」の会場であるオールイングランド・クラブでは、隣接する広大な庭園を使った増築が計画されている。その一環として、8,000人収容の開閉式屋根付きコートが新設される。英スポーツメディアSky Sportsが報じている。

オールイングランド・クラブが取得した73エーカー(約29万5,400平米)の土地の使用計画についての第2次検討書類では、増築後のおおまかな姿が示されている。


新設されるコートには開閉式屋根が取り付けられ、立派なオークの木々がコートを取り囲んでいる。増築計画にある目立った建造物はこのコートのみで、ここでは2030年から試合が行われる見込みだ。


同コートは、センターコートとコート1に次いで3番目に大きなコートになる予定だ。これにより「ウィンブルドン」は、いずれも3つ目の大規模アリーナを持つ他のグランドスラム大会と肩を並べることとなる。


オールイングランド・クラブは2018年、この土地をウィンブルドンパーク・ゴルフクラブから6,500万ポンド(約97億5,200万円)で購入。7月に計画申請書の提出を予定しており、順調にいけば2022年1月から工事が始まる見込みだ。


増築によって39面のコートが新設されるが、前述の観客席付きコート以外のコートには、仮設の座席しかない。増築に使われる庭園は、18世紀に通称ケイパビリティ・ブラウンと呼ばれる庭園設計者ランスロット・ブラウンによって設計されたもので、オールイングランド・クラブはこの土地を慎重に開発することに重点を置いている。


計画の中心は、ブラウンの構想に沿って敷地内の区画を復元することだ。蛇の形をした湖が復元されるほか、歴史的な種を含む1,000本の木が植えられる。


収容人数は現在の1日4万2,000人から5万人に増えるだけなので、敷地内の混雑は大幅に軽減されるであろう。ただし、敷地を真ん中で2つに隔てる教会通りは、安全上の理由もあって大会期間中は封鎖されるという。


オールイングランド・クラブがこの庭園を取得した主な動機は、予選を敷地内で開催できるようにすることであった。現在、予選は近隣のローハンプトンで行われているが、2028年には「ウィンブルドン」会場で実施できるようにする計画だ。


また、庭園内に新設される電力供給施設は、2030年までにカーボンニュートラルを達成するという「ウィンブルドン」の計画において、重要な役割を果たすであろう。


※為替レートは2021年4月19日時点


(テニスデイリー編集部)


※写真は2008年「ウィンブルドン」決勝後のフェデラー(左)とナダル(右)
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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