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全米オープン

全米ベスト8最年少記録を作ったアルカラスがナダルから学んだこと

「全米オープン」でのアルカラス

カルロス・アルカラス(スペイン)は、オープン化以降で「全米オープン」の準々決勝に進出した最年少の男子選手となり、新たな歴史を生み出した。18歳のアルカラスは、8強までの勝ち上がりの中で世界ランキング3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)を倒した。大会開始時に世界55位だったアルカラスは、同じスペイン出身のラファエル・ナダル(スペイン)と比較して語られることが多い。アルカラスは、グランドスラム20度優勝を誇るナダルがどのように彼にモチベーションをもたらし、新たな高みへと到達するに至ったかについて明かした。英EXPRESS紙のオンライン版が報じている。

今年に入ってからアルカラスは、ATPツアーで番狂わせを演じ始めた。クレーコートの「ATP1000 マドリード」では、当時世界34位のアドリアン・マナリノ(フランス)を撃破し、18歳の誕生日にナダルと対戦する機会を手にした。アルカラスはその後も調子を上げ、「全仏オープン」では3回戦に進出し、7月には「ATP250 ウマグ」で初タイトルを獲得。「全米オープン」の前週に行われた「ATP250 ウィンストンセーラム」ではベスト4入りして、ハードコートでも良い成績を出せることを証明した。


「全米オープン」では初戦で第26シードキャメロン・ノリー(イギリス)を破ったが、彼が真の意味で力を見せつけたのは3回戦であった。アルカラスは9月3日にセンターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムで行われた、手に汗握る5セットの熱闘の末に、第3シードのチチパスを下した。今年の「全仏オープン」準優勝者であるチチパスに6-3、4-6、7-6(2)、0-6、7-6(5)の死闘の末に競り勝って、初めて四大大会の2週目に進んだのだ。


チチパスに対する印象的な勝利に続き、4回戦では予選勝者であるペーター・ゴヨブチック(ドイツ)をまたもフルセットで破った。アルカラスはセットカウント2-1と劣勢にあったものの、元世界39位のゴヨブチックに5-7、6-1、5-7、6-2、6-0で逆転勝利を収めた。準々決勝は、21歳の若さで第12シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)との対戦となったが、3-6、1-3の時点で怪我のため途中棄権を余儀なくされた。


それでもこれまでの選手生活で最高の大会を楽しんだアルカラスは、ナダルとは連絡を取ったことがあると話し、ナダルに感謝を示すとともに、過去にナダルから学んだことについて明かした。


アルカラスは、コート上で妥協しない自分の姿勢は、ナダルから学んだものだと言う。「ラファのおかげで、エネルギーをたくさん注いでプレーする大切さや、最初の一球から最後の一球まで、全てを出し続けることの大切さを学ぶことができた。ラファが到達したところまで行こうと挑戦することも、僕にとっては大きなモチベーションだ。たとえそれがほぼ不可能だとわかっていてもね」


アルカラスは今年の「ATP1000 マドリード」で、彼の憧れの人物でありメンターでもあるナダルと対戦している。試合の日は彼の18歳の誕生日でもあった。


5月に行われたこの試合の後、35歳のナダルは彼の若い後継者に賛辞を送っていた。「大会で一緒になった時に何度か話したことがある。彼には既に素晴らしい資質がたくさん備わっているのがわかるよ。例えば今日みたいな試合の中でも、彼は一度も愚痴を言わず、キツい負け試合の中でも素晴らしい姿勢を保っていた。オーストラリアでは(飛行機の同乗者から陽性者が出て)15日間の完全隔離を強いられたけれど、文句も言わず受け入れた」


「練習の時も、いつも素晴らしい姿勢といいエネルギーを持って練習している。それが日々の彼から見えることだ。それに彼が周りの人をどう扱っているのかも、見ればわかる。そういうことが彼の素晴らしい人格を表していると思うよ」


(テニスデイリー編集部)


※写真は全米オープンでのアルカラス
(Photo by TPN/Getty Images)

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