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全米オープン

新女王は18歳ラドゥカヌ!国枝、上地がダブルス準優勝[全米オープン]

「全米オープン」の優勝トロフィーを抱えたラドゥカヌ

現地9月11日に行われた「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)大会13日目、22年ぶりに10代対決となった女子シングルス決勝で18歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が19歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-4、6-3で下して優勝。そして車いす部門では、男女ダブルスの決勝が開催され、国枝慎吾(日本/ユニクロ)、上地結衣(日本/三井住友銀行)のペアがそれぞれ準優勝した。「全米オープン」公式ウェブサイトが伝えている。

2001年の同時多発テロ事件から20年を迎えたこの日、会場ではセレモニーも開催された。それに続いて始まった女子シングルス決勝は、17歳のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が18歳のマルチナ・ヒンギス(スイス)を下した1999年の「全米オープン」以来、グランドスラムでは22年ぶりとなる10代選手同士の決勝だった。


ともに2002年生まれの二人は、ジュニア時代に対戦経験があるもののツアーレベルではこれが初対戦。第2ゲームで3度目のチャンスをモノにしたラドゥカヌが早々にブレークするが、フェルナンデスも直後のゲームでダブルフォールトした相手のミスを突いてブレークバック。その後は互いにサービスゲームをキープし合っていたものの、フェルナンデスの4-5で迎えた第10ゲーム、ラドゥカヌがギアを上げてセットポイントを掴み、4度目の機会でセットを取った。


第2セットでは、フェルナンデスがコードボールの幸運もあり先にブレークするも、ラドゥカヌも即座に取り返す。ラドゥカヌは第1セットよりも展開を早くしてフェルナンデスの守備力を封じに来た策が奏功し、第6ゲームもブレーク。さらに5-2で迎えた第8ゲームもポイントを先行し、2度チャンピオンシップポイントを手にするが、ここはフェルナンデスが粘ってキープする。このキープで流れを掴んだフェルナンデスが続く第9ゲームでブレークバックするかに思われたが、彼女がブレークポイントを手にした際のプレーで左膝をコートで強く擦って流血したラドゥカヌがメディカルタイムアウト。ラドゥカヌはこれで気持ちを切り替えることができたのか、そのピンチをしのぐと、最後は3度目のチャンピオンシップポイントをサービスエースで決め、6-4、6-3でグランドスラム初優勝を成し遂げた。


イギリス人女子としては1977年のバージニア・ウェイド以来44年ぶりの快挙。予選から10連勝、最後まで1セットも失わない完璧な試合運びだった。ワイルドカード(出場者推薦枠)で出場して4回戦進出を果たした「ウィンブルドン」に続いてこれが2度目のグランドスラムだったラドゥカヌは、予選からの参戦で優勝という、グランドスラムでは男女通じて初の偉業を達成している。


混合ダブルスでは、第2シードのデザレー・クラブチェク(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)ペアが優勝。決勝で対戦したGiuliana Olmos(メキシコ)/Marcelo Arevalo(エルサルバドル)ペアと得たブレークチャンスの数は同じ5回だったが、相手がそのすべてを逃したのに対して、うち3つをモノにして7-5、6-2と勝利した。ソールズベリーは前日の男子ダブルスに続いて今大会2冠。


車いすの部では、国枝慎吾(日本/ユニクロ)、上地結衣(日本/三井住友銀行)がそれぞれダブルス決勝で第1シードのペアに敗れて準優勝。国枝はグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と組んでイギリス組(アルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード)に、ジョーダン・ワイリー(イギリス)と組んだ上地はオランダ組(ディーダ・デ グロート/アニーク・ファンクォト)にストレート負けとなった。二人とも、大会最終日にはシングルス決勝が控えている。ちなみに、ヒュウェット/リード組はこれで年間グランドスラムを達成。


そしてクァードシングルスでは、世界6位の菅野浩二(日本/リクルートオフィスサポート)が第1シードのディラン・オルコット(オーストラリア)に2-6、1-6で敗れて準決勝敗退。勝ったオルコットは年間ゴールデンスラムまであと1勝に迫っている。


大会13日目の女子シングルス、混合ダブルス、車いす部門の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)


<女子シングルス>
【決勝】
エマ・ラドゥカヌ(イギリス) 6-4 6-3 ●レイラ・フェルナンデス(カナダ)


<混合ダブルス>
【決勝】
●Giuliana Olmos(メキシコ)/Marcelo Arevalo(エルサルバドル) 5-7 2-6 〇デザレー・クラブチェク(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)[2]


<車いす男子ダブルス>
【決勝】
〇アルフィー・ヒュウェット(イギリス)/ゴードン・リード(イギリス)[1] 6-2 6-1 ●グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(日本/ユニクロ)


<車いす女子ダブルス>
【決勝】
〇ディーダ・デ グロート(オランダ)/アニーク・ファンクォト(オランダ)[1] 6-1 6-2 ●上地結衣(日本/三井住友銀行)/ジョーダン・ワイリー(イギリス)[2]


<車いすクァードシングルス>
【準決勝】
〇ディラン・オルコット(オーストラリア)[1] 6-2 6-1 ●菅野浩二(日本/リクルートオフィスサポート)


<車いすクァードダブルス>
【決勝】
●ディラン・オルコット(オーストラリア)/ヒース・デビッドソン(オーストラリア)[1] 3-6 2-6 〇サム・シュレーダー(オランダ)/Niels Vink(オランダ)


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全米オープン」の優勝トロフィーを抱えたラドゥカヌ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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