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女子シングルス決勝は10代対決に!サバレンカ、サカーリは初の決勝進出ならず[全米オープン]

「全米オープン」で決勝進出を決めた瞬間のレイラ・フェルナンデス

現地9月9日に行われた「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)大会11日目、女子シングルスと男子ダブルスの準決勝が繰り広げられ、決勝カードが決定。さらに、車いす部門がスタートした。「全米オープン」公式ウェブサイトが伝えている。

大会を湧かせてきた2人の10代選手、19歳の世界ランキング73位レイラ・フェルナンデス(カナダ)と18歳の世界150位エマ・ラドゥカヌ(イギリス)が、初のグランドスラム決勝行きをかけてそれぞれ第2シードアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、第17シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦。勢いそのままに、そろってファイナルへのチケットを手にした。


フェルナンデスは、対するサバレンカが最初の3ゲームでファーストサーブの確率100%、アンフォーストエラーはゼロという完璧な出だしを見せたことから0-3とされたが、第6ゲーム、自身のサービスゲームで3本のサービスエースを決めてラブゲームキープしたことで流れを変える。その直後にサバレンカがこの試合初のダブルフォールトを連発したところを突き、ブレークバックに成功。


以降は相手にチャンスを作られても持ちこたえたフェルナンデス。ゲームカウント5-6で迎えた第12シードも、0-30から3ポイント連取されてセットポイントを握られるが、鋭いサーブでキープしてタイブレークに持ち込む。タイブレークでは互いにミニブレークを連発する中、サバレンカにダブルフォールトが出てフェルナンデスがセットポイントを掴み、最後は相手のリターンがネットに引っかかって第1セットを取った。


続く第2セット、フェルナンデスは最初のゲームを落とすも、第4ゲームでサバレンカのダブルフォールトからチャンスを得て2-2と追いつきガッツポーズ。一方のサバレンカは、続くゲームでブレークポイントを逃した後、苛立ちを抑え切れずラケットを破壊する。フェルナンデスのドロップショットが決まらずサバレンカのポイントとなると、直後にフェルナンデスが再びドロップショットを繰り出して今度は決めるなど、互いの意地がぶつかり合う中、サバレンカがセット4度目のブレークチャンスをモノにし、第2セットを取り返した。


そして迎えた最終セット、互いにキープが続く中、フェルナンデスが第6ゲームをブレークするも、直後のゲームを奪い返される。そして5-5で迎えた第10ゲーム、サバレンカのダブルフォールトなどでフェルナンデスにマッチポイント。最後はサバレンカのショットがロングとなり、試合終了。これまでグランドスラムでは2020年「全仏オープン」の3回戦進出が最高成績だったフェルナンデスが初の決勝進出を果たした。


準決勝もう1試合では、ラドゥカヌがサカーリに6-1、6-4で快勝。これまで予選を含む8試合すべてでストレート勝利、相手にほとんどゲームを与えずに勝利してきたラドゥカヌの安定感はこの試合でも健在だった。


ラドゥカヌは第1セットでは珍しく相手に最初の2ゲームで7回のブレークチャンスを与えたがそれらをすべて凌ぎ、試合開始から5ゲームを連取して第1セットを6-1で取る。続く第2セットも第3ゲームで先にブレーク。粘るサカーリも第7ゲームで5度のブレークポイントを握られながら、ボールに食らいつくラドゥカヌ相手にラリーを制してキープし、望みをつなぐ。しかし、このセットでは一度もラドゥカヌからブレークのチャンスを得られず。1ブレークアップのリードを保ったラドゥカヌが、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームをしっかりと締めくくり、決勝へ勝ち進んだ。


ワイルドカード(出場者推薦枠)で出場して4回戦進出を果たした「ウィンブルドン」に続いてこれが2度目のグランドスラムであるラドゥカヌは、予選から決勝進出という、グランドスラムでは男女通じて初の偉業を達成。ジュニア時代から互いに知っており、対戦したこともあるというフェルナンデスとどんな決勝を見せてくれるだろうか。


この日は男子ダブルス準決勝も行われ、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)/サム・クエリー(アメリカ)ペアと第4シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)ペアというアメリカ勢対決では、後者が7-6(5)、6-4で勝利。ラム/ソールズベリー組は、第8シードのジョン・ピアース(オーストラリア)/フィリップ・ポラセク(スロバキア)ペアを3セットで下した第7シードのジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)ペアと決勝で対戦する。


そして、この11日目から車いす部門もスタート。各部門の出場選手はそれぞれ8名なので、初戦がシングルス準々決勝に。男子シングルスの第1シードで金メダリストの国枝慎吾(日本/ユニクロ)は、23歳の世界25位ケイシー・ラツラフ(アメリカ)に1ゲームしか与えず6-1、6-0で快勝。女子シングルスでは、銀メダリストで第2シードの上地結衣(日本/三井住友銀行)が28勝4敗と分のいいクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)相手にほぼすべてのスタッツで上回り、7-6(12)、6-2のストレート勝利。世界5位の大谷桃子(日本/かんぽ生命保険)は、パラリンピック銅メダリストで世界4位のジョーダン・ワイリー(イギリス)相手に3セットの末、1-6、7-5、3-6で敗れている。


一方、世界6位の菅野浩二(日本/リクルートオフィスサポート)が参戦するクァードは、男女シングルスの初戦がすべて延期となった。


大会11日目の女子シングルス、男子ダブルス、車いす男女シングルスの試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)


<女子シングルス>
【準決勝】
レイラ・フェルナンデス(カナダ) 7-6(3) 4-6 6-4 ●アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)[2]


エマ・ラドゥカヌ(イギリス) 6-1 6-4 ●マリア・サカーリ(ギリシャ)[17]


<男子ダブルス>
【準決勝】
スティーブ・ジョンソン(アメリカ)/サム・クエリー(アメリカ) 6-7(5) 4-6 〇ラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)[4]


ジョン・ピアース(オーストラリア)/フィリップ・ポラセク(スロバキア)[8] 3-6 6-3 4-6 〇ジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)[7]


<車いす男子シングルス>
【準々決勝】
国枝慎吾(日本/ユニクロ)[1] 6-1 6-0 ●ケイシー・ラツラフ(アメリカ)


ニコラ・パイファー(フランス) 5-7 2-6 〇アルフィー・ヒュウェット(イギリス)[2]


●トム・エフベリンク(オランダ) 1-6 4-6 〇ゴードン・リード(イギリス)


ステファン・ウッデ(フランス) 4-6 3-6 〇グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)


<車いす女子シングルス>
【準々決勝】
●クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ) 6-7(12) 2-6 〇上地結衣(日本/三井住友銀行)[2]


●大谷桃子(日本/かんぽ生命保険) 1-6 7-5 3-6 〇ジョーダン・ワイリー(イギリス)


〇ディーダ・デ グロート(オランダ)[1] 6-2 6-0 ●アンヘリカ・ベルナール(コロンビア)


アニーク・ファンクォト(オランダ) 6-1 6-2 ●ダナ・マシューゾン(アメリカ)


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全米オープン」で決勝進出を決めた瞬間のレイラ・フェルナンデス
(Photo by Sarah Stier/Getty Images)

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