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全米オープン

18歳アルカラスに思わぬ幕切れ。メドベージェフが3年連続のベスト4[全米オープン]

「全米オープン」でのアルカラス

現地9月7日に行われた「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)大会9日目、男子シングルスの準々決勝がスタート。初出場の「全米オープン」で飛躍を続ける18歳、世界ランキング55位のカルロス・アルカラス(スペイン)の歩みが止まる中、第2シードダニール・メドベージェフ(ロシア)が3年連続の準決勝へ駒を進めている。「全米オープン」公式ウェブサイトが伝えた。

オープン化以降の「全米オープン」で最も若いベスト8選手となったアルカラスは、第12シードの21歳、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦。グランドスラムの準々決勝のカードとしては、2006年「全仏オープン」で顔を合わせた20歳のラファエル・ナダル(スペイン)と19歳のノバク・ジョコビッチ(セルビア)以来の若い選手同士の対戦となった。


ともに初のベスト4を懸けた一戦で先手を取ったのはオジェ アリアシム。第6ゲームでこの試合最初のブレークポイントを得ると、4回目のチャンスをモノにしてリードする。そしてサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームで3度アルカラスが得たチャンスをしのぐと、第1セットを6-3で取った。第2セットでも早々にオジェ アリアシムに先行を許す中、アルカラスは第3ゲームを苦労しながらもなんとかキープ。しかしその次のゲームを相手が取り3-1としたところで、アルカラスは棄権した。


プレー中のアルカラスに目立った異変は見られず、棄権する直前で理学療法士としばらく話していたものの、特に治療は受けていなかった。オジェ アリアシムも「何も気づかなかった」と話していたが、予選を含めてここまで7試合を戦い、しかも2回戦では4セット、3回戦と4回戦では5セットの長丁場を経験していたため、身体が限界を迎えていたようだ。アルカラス本人は試合後の会見で「素晴らしい大会をこういう形で終えるのは本当につらいけど、もう続けることができなかった」と話し、この試合の前から内転筋を痛めていたことを明かしている。


オジェ アリアシムは「全米オープン」男子シングルス準決勝進出を決めたことで、カナダ人として初の偉業を達成しただけでなく、2009年大会のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)以来の最年少選手に。デル ポトロは同大会でそのまま優勝を飾った。


「僕にとって素晴らしい大会となっているよ。金曜日には世界でも最高の選手の一人と対戦して、初の決勝に行くチャンスもあるんだからね。次も頑張りたい」


そんなオジェ アリアシムが準決勝で対戦するのは、第2シードのメドベージェフ。予選から準々決勝まで勝ち進んできた世界117位のボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)相手に今大会初めてセットを落としたものの、6-3、6-0、4-6、7-5と4セットで勝利した。36本のウィナーを決め、ファーストサーブでのポイント取得率は83%に上った試合をメドベージェフは以下のように振り返る。


「最初の2セットでは彼はミスが多く、僕がゲームをコントロールしていた。でもそこから彼のミスが減り、パワフルで攻撃的なプレーをしてきたから苦労したよ。第4セットには満足してる。プレッシャーの中、ファーストサーブのうち2ポイントしか失わなかったからね。6-5で迎えた第12ゲームで彼が硬くなったので、タイブレークに持ち込まずに終えることができて良かったよ」


「ボティックはこれまで(予選も含めて)多くの試合を戦ってきたにもかかわらず、この試合でも見事な逆襲を見せて、第4セットは何が起きても不思議じゃなかった。彼はこの調子を続けていけば、少なくともトップ50に入れるだろう」


2019年の準優勝、2020年のベスト4に続いて3年連続での準決勝進出を決めたメドベージェフは、「全米オープン」に対する思いを語った。「グランドスラムで初となる飛躍を経験した2019年大会の時から、ニューヨークは僕の心にあるよ。特にラファエル・ナダル(スペイン)と対戦した決勝は思い出深い。昨年は素晴らしいプレーをしたドミニク・ティーム(オーストリア)に準決勝で負けてしまった。今度は過去2年よりもうまくやりたいね」


一方、男子ダブルスでは準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出揃った。1回戦で第1シードのニコラ・メクティッチ(クロアチア)/マテ・パビッチ(クロアチア)ペアがまさかの敗退となった以降は大きな波乱もなかったが、ここへ来て第2シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)ペアと第3シードのピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)ペアが準決勝行きを逃している。


大会9日目の男子シングルス、男子ダブルスの試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)


<男子シングルス>
【準々決勝】
ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ) 3-6 0-6 6-4 5-7 〇ダニール・メドベージェフ(ロシア)[2]


フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)[12] 6-3 3-1(RET) ●カルロス・アルカラス(スペイン)


<男子ダブルス>
【準々決勝】
ジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)[7] 6-7(5) 6-4 6-4 ●マルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[2]


ジョン・ピアース(オーストラリア)/フィリップ・ポラセク(スロバキア)[8] 6-2 6-3 ●ピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)[3]


ラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)[4] 7-6(7) 6-7(6) 7-6(10) ●マシュー・エブデン(オーストラリア)/マックス・パーセル(オーストラリア)


スティーブ・ジョンソン(アメリカ)/サム・クエリー(アメリカ) 6-2 7-6(5) ●ケビン・クラウィーツ(ドイツ)/オリア・テカウ(ルーマニア)[6]


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全米オープン」でのアルカラス
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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