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全米オープン

マスク、ワクチン証明書の規制なしで観客収容率100%の全米オープン開催へ

2019年「全米オープン」男子シングルス決勝の様子

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)を主催するアメリカテニス協会(USTA)が、マスク着用やワクチン接種の規制なしで観客収容率100%の大会を開催すると発表した。AP通信など複数のメディアが報じている。

新型コロナウイルスの影響により昨年の「全米オープン」は無観客で開催されたのに対して、今年は初日から100%の観客収容率で行われる。しかし、観客に対してマスク着用やワクチン接種証明書提示といったことは義務化されておらず、会場に入場する際の問診票の記入や体温の測定も行われないという。ただし、12歳以上の観客が屋内で食事をする場合のみ、ワクチン接種を少なくとも1回受けたことを証明する必要がある。


USTAの医療専門家は、記者団に向けたオンライン記者会見で次のように話している。


「目標は感染を完全に防ぐことではなく、非常事態となるような感染爆発を防ぐことです。私たちは人々の善意にかけています。強制はしませんが、ワクチンを受けていない人にはぜひマスクをしていただきたい。ワクチン接種を終えた人の多くも、マスクを着けてくれるものと考えています」


この大会のプロトコルは米国疾病管理予防センターとニューヨーク市の公衆衛生局が定めたものに基づいており、USTAが独自に決めたことではないと大会関係者は話す。米国では感染力の強い変異ウイルス、デルタ株の影響で一日の新規感染者数は15万人超と、1月下旬以来の高い数値となっている。


一方の選手たちは、大会出場に際してワクチン接種は義務づけられていないものの、ニューヨークに到着した時点で検査を受け、その後も4日ごとに検査を受ける。陽性反応を示した場合は10日間の隔離と大会からの辞退を余儀なくされる。大会期間中に選手とそのチームは市内へ外出することはできるが、USTAが配布した資料には太字でこう書かれている。


「デルタ株の感染が増えているため、十分に注意して行動してください。屋内では大勢の人が集まる場所は避け、チーム内だけで交流するようにしてください。自分のチーム以外の人と室内で交流する場合は、たとえワクチン接種を完全に終えた人とであっても、マスクの着用をお願いします」


また、「全米オープン」のコートはすべて屋外会場として認められており、アーサー・アッシュ・スタジアムやルイ・アームストロング・スタジアムも、たとえ雨で開閉式の屋根が閉まっている時でも、空気ろ過システムが備わっているため、屋外会場として扱われる。


今年の「ウィンブルドン」でも開閉式の屋根がある2つのアリーナは屋外コートと見なされていたが、「全米オープン」とは状況が大きく異なる。6月から7月にかけて開催された「ウィンブルドン」のスケジュールの大半は観客収容率50%で、さらに観客は直近の検査での陰性証明を提示すること、会場敷地内を移動する際のマスク着用が指示される中で行われていた。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「全米オープン」男子シングルス決勝の様子
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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