マイページ

全米オープン

全米オープン主催者がメンタルヘルス問題に取り組むことに

2020年「全米オープン」での大坂なおみ

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)を主催するアメリカテニス協会(USTA)が、今大会ではメンタルヘルス問題にも取り組むことを明らかにした。USTAの公式ウェブサイトが詳細を伝えている。

すでに包括的な医療ケアの体制を整えているUSTAは、今大会では選手のメンタルヘルスへのサポートなど、いくつかの新しい取り組みを導入し、選手のあらゆる健康面に対処できるようにすると発表した。具体的には、資格を有するメンタルヘルスの専門家を常駐させたり、静かな個室を用意したりすることで、大会を通じて選手のメンタル面を全面的にサポートするという。USTAは会場にいるWTA(女子テニス協会)およびATP(男子プロテニス協会)のスポーツ科学・医療に携わるスタッフと緊密に連携し、選手が充実した医療サービスを十分に理解し、必要に応じてこれらのサービスを利用できるように努めていくとしている。


USTAのCEOであるマイク・ダウズ氏は「私たちは選手のメンタルヘルスを守ることに力を入れるべきだと認識しており、選手が最高の状態で競うためのリソースを提供するべく必要な施策を講じることにしました」と述べている。USTAはメンタルヘルスやスポーツ心理学の分野で活躍する専門家やテニス関係者とチームを組んで、「全米オープン」に出場する選手をサポートする。


「全米オープン」の大会ディレクターを務めるステイシー・アラスター氏は、「選手を含む多くの人々が新型コロナウイルスのパンデミックによるストレスや感情に悩まされてきたことから、メンタルヘルスの問題が注目されるようになりました」と話す。「プロスポーツ界における多方面からのプレッシャーと相まって、この新たな現実は、選手のメンタルヘルスを含むあらゆる側面の健康をサポートするために、リソースを追加する必要があることを浮き彫りにしました。今大会や今後数ヶ月の間にわたって実施される取り組みが選手の健康に与える影響をしっかり受け止め、今後もさらなる改善に取り組んでいきたいと思っています」


USTAはメンタルヘルスを支援するサービスを提供するだけでなく、それらを求めることに対する偏見を減らし、できれば排除する努力をすることが重要だと考えている。専門家の一人は「私たちの目標は、アスリートが足首の捻挫を治すのと同じように、偏見を恐れることなくメンタルヘルスのサービスを気軽に受けられるようにすること」だと述べた。


大坂なおみ(日本/日清食品)が自身のメンタルヘルスを守るため、罰金を承知の上で試合後の記者会見に出ないと宣言したのは6月の「全仏オープン」直前のこと。波紋を広げたその行動はテニス界を超えて社会全体のメンタルヘルスへの関心を高めた。今回の取り組みで改めて大坂の影響力、そして積極的な対応に乗り出したUSTAの先進的なマインドセットが顕著に現れたのではないだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「全米オープン」での大坂なおみ
(Photo by Al Bello/Getty Images)

錦織、大坂出場!全米オープンテニスWOWOW独占生中継!

8/30(月)開幕!2021シーズン最後のグランドスラムとなる全米オープンテニス。昨年の全米オープンでは、圧倒的な強さで自身2度目の全米タイトルを手にした大坂なおみ、2014年に準優勝し、ハードコートでのプレーを得意としている錦織圭の活躍に期待!

【放送予定】8/30(月)~9/13(月)連日独占生中継
■詳細・放送スケジュールはこちら >>

全米オープンの関連記事

PAGE TOP
menu