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全米オープン

かつてない状況で開催される全米OP。テニス解説者が語る見どころ

鈴木貴男さん

新型コロナウイルスのパンデミックにより、テニスツアーは約5ヶ月の中断を余儀なくされた。だが感染対策を講じた上で再開。8月31日にはグランドスラム「全米オープン」が開幕する。


無観客、予選無し、一部を除き線審を採用せずに電子ラインコールを行うなど、これまでとは大きく変わった形式となる今大会。このかつてない「全米オープン」の見どころについて、WOWOWの解説で元デビスカップ代表選手である鈴木貴男さんが語った。

感染対策のため、前哨戦となる「ウェスタン&サザンオープン」も同じニューヨークの会場で、そして同じく無観客で行われている。


これは一つのメリットであり「良い部分としては前哨戦が同じ会場でできるということですね。それによって選手はもちろん、スタッフ、コーチ、トレーナーがある程度環境に慣れることができます」と語る。


しかし、やはり無観客というのは試合結果に影響を与える可能性がある。


「やはり観客がいないので、どういう盛り上がりになるのか分かりません。おそらく淡々とゲームが進むのでしょうが、会場の雰囲気や声援を得られないのがどう影響するのか興味がありますね。単純に強い選手が勝つのか、それとも番狂わせが起きるのか」


「前哨戦を見たところ、大きく変わった、番狂わせがあった、という風には思えないのですが、やはり欠場する選手も多いですし、どうなるかは終わってみないと分からないところがありますね」と、これまでと違った結果が出るかもしれないと触れた。


また今年からサーフェスが、デコターフから、少し球足が遅くなるとされるレイコールドへ42年ぶりの変更となった。しかしこの点については「グランドスラムでは7~9ゲームでニューボールに変わるので、そんなに大きな影響はないと思います。色も一緒ですし、選手もきちんと対応できていると思います」という。


そして気になるのは、誰が優勝するのか。今年は5度優勝のロジャー・フェデラー(スイス)、4度優勝のラファエル・ナダル(スペイン)が欠場のため、いわゆるBIG3は3度優勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)のみ。ジョコビッチ対次世代の構図になるという。


「ジョコビッチが一番というのは揺るぎないでしょう。そこに前哨戦ではすぐに負けてしまいましたが、ドミニク・ティーム(オーストリア)やステファノス・チチパス(ギリシャ)という次の世代の選手たちがどう絡んでいくか、というところが注目ですね。それに昨年、ナダルを追い詰めたダニール・メドベージェフ(ロシア)も優勝候補といえるでしょう」


「フェデラー、ナダル、スタン・ワウリンカ(スイス)といった有力選手が欠場していて、グランドスラム優勝経験者が少ない大会になるので、新しく優勝する選手が生まれる可能性は以前よりも高くなるでしょう。世代交代のチャンスともいえるのですが、そこに立ちはだかるのがジョコビッチでしょうね」


近年はBIG3が独占してきたグランドスラムのタイトル。BIG3対次世代の構図は以前からあったが、ことごとくBIG3が跳ね返してきた。だが、今回こそ新王者が誕生するかもしれない。


これまでにない状況で開催されることになった今年の「全米オープン」。一体どのようなドラマが生まれるのか、ぜひとも試合を目にし、新しい時代の幕開けを感じてもらいたい。


(テニスデイリー編集部)


※写真は鈴木貴男さん
(写真提供:WOWOW)

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