全米オープン

錦織、全米OP奇数年のジンクスを打ち破れるか。20代最後のグランドスラムへ

2018年「全米オープン」での錦織圭

いよいよ8月26日に開幕する、今シーズン最後のグランドスラム「全米オープン」。錦織圭(日本/日清食品)は、同大会本戦へ10回目の出場を予定している。錦織にとっては20代最後のグランドスラムでもある今大会、その錦織の「全米オープン」これまでの戦績を振り返って紹介する。

■過去9回出場、初出場時は18歳。


錦織は「全米オープン」本戦に初出場したのは2008年、18歳の時。当時の世界ランキングは126位だった。前年10月にプロ転向をした錦織は、約4か月後の2008年2月デルレイビーチの大会でツアー初優勝、6月の「ウィンブルドン」で自身初のグランドスラム本戦初出場を果たした。そしてグランドスラム本戦2大会目の「全米オープン」で、格上の相手を次々に撃破する快進撃を見せた。


1回戦では当時世界32位のフアン・モナコ(アルゼンチン)を6-2、6-2、5-7、6-2で撃破、2時間53分の戦いだった。2回戦は相手の途中棄権で勝ち上がると、3回戦は当時世界4位だった「ウォリアー(戦士)」ダビド・フェレール(スペイン)との初対戦。錦織は3時間34分の激闘の末、フルセットでフェレールを撃破するという大番狂わせを起こした。そしてこれが錦織の、対トップ10選手初勝利となった。


4回戦では、当時すでに世界17位だった同年代フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に敗れたが、錦織は日本男子シングルスとしては71年ぶりに全米ベスト16進出という快挙を達成し、その後この年のATP(男子プロテニス協会)最優秀新人賞を受賞した。


■「全米オープン」最高成績は準優勝


2014年、錦織は24歳の時の「全米オープン」で、準優勝という現在自身のグランドスラム最高成績を収めている。この年は4回戦の当時世界6位ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)戦、準々決勝の当時4位スタン・ワウリンカ(スイス)戦をどちらも4時間超えのフルセットで制し勝ち上がった。


そして準決勝では、当時も世界1位であった王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と激突。6-4、1-6、7-6(4)、6-3で錦織が王者を撃破し、決勝への切符を掴んだ。なお、この時の勝利が、現在錦織がジョコビッチから挙げた最後の1勝となっている。


2014年当時、アジア人選手として初のグランドスラムシングルス決勝進出を果たした錦織。決勝では当時世界16位の同世代マリン・チリッチ(クロアチア)にストレートで敗れはしたものの、グランドスラム準優勝という快挙を成し遂げた。


■グランドスラムで最も相性の良い「全米オープン」。一方、奇数年のジンクスは打ち破れるか


前年2018年は準々決勝でチリッチに2014年決勝の借りを返し、ベスト4入りを果たした錦織。さらに今シーズンのグランドスラムは、ここまで全てベスト8入りと安定した成績を挙げている。過去グランドスラムで最高成績を収めているだけに、期待が高まる今大会だろう。


一方、過去の奇数年には「全米オープン」で結果が振るわなかった事実がある錦織。本戦初出場した2008年以降で言うと、2011年、2013年、2015年はすべて1回戦敗退。快進撃の翌年だった2009年と、2017年はそれぞれ故障により欠場した。


錦織は今シーズン直近で出場した「ATP1000 シンシナティ」では、右腕に黒いサポーターをつけて試合へ。初戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)に敗れた後には「この2週間、何故か呼吸が苦しかった。チェックしないといけない」と、体調が優れなかったことを明かしていた。


しかしその後、拠点としているIMGアカデミーで元気に練習に励む姿を見せている錦織。過去のジンクスを打ち破り、勝ち上がることが期待される。その錦織の全米1回戦は予選勝者と対戦することが決定した。予選は現在開催中で、予選3回戦には、内山靖崇(日本/北日本物産)やチョン・ヒョン(韓国)が勝ち残っている。


「全米オープン」本戦は26日に開幕。テニスデイリーではサイト上で、大会初日の模様を生配信する予定だ。


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■錦織の「全米オープン」過去戦績



2008年 本戦初出場・ベスト16:4回戦の対戦相手・フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)
2010年 3回戦:3回戦の対戦相手・アルベルト・モンタネス(スペイン)※錦織が途中棄権
2011年 1回戦:1回戦の対戦相手・フラビオ・チポラ(イタリア)※錦織が途中棄権
2012年 3回戦:3回戦の対戦相手・マリン・チリッチ(クロアチア)
2013年 1回戦:1回戦の対戦相手・ダニエル・エバンズ(イギリス)
2014年 準優勝:決勝の対戦相手・マリン・チリッチ(クロアチア)
2015年 1回戦:1回戦の対戦相手・ブノワ・ペール(フランス)
2016年 ベスト4:準決勝の対戦相手・スタン・ワウリンカ(スイス)
2018年 ベスト4:準決勝の対戦相手・ノバク・ジョコビッチ(セルビア)


(テニスデイリー編集部)


※写真は2018年「全米オープン」での錦織圭
(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)

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