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全仏オープン

メドベージェフが全仏OPの延期に物申す「バカげてる」

2019年度「全仏オープン」でのメドベージェフ

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今月初旬から3度目となる全国的なロックダウンを開始したフランス。それを受けてフランステニス協会(FFT)が5月24日から開催予定だった「全仏オープン」を1週間延期すると発表したことは、当サイトでもお伝えした通り。この決定について、世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)が辛辣な意見を述べた。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じている。

「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月11日~4月18日/クレーコート)に参戦するメドベージェフは現地の記者会見で、予測不可能な新型コロナウイルスに対して、1週間の遅延がどれほどの違いをもたらすのかと疑問を投げかけた。


「“全仏オープン”について国や政府が設けたルールには驚いている。1週間で何が変わるっていうんだ?」と、皮肉にもフランスに住み、フランス人のコーチがいるロシア人のメドベージェフは流暢なフランス語で物申した。


「相手はコロナだ。正直言って、1週間じゃ何も変わらないと思うし、ちょっとバカげてる。FFTや政府のことを言っているわけじゃない。ただ一般的にって話だけど。1週間延期すればコロナが消えるような錯覚に陥ってしまう。ルールは仕方ないけど、たまには例外があってもいいんじゃないかな」


だが延期によるアドバンテージもある。今回の措置により「全仏オープン」は「ATP1000 ローマ」から2週間空くことになり、選手にはより多くの準備期間が与えられる。その反面、「全仏オープン」終了から「ウィンブルドン」開幕までも2週間と、2014年以来、最も間が詰まっている年となる。


「僕には関係ないけど、“全仏オープン”で準々決勝に進む選手は、グラスコートのシーズンで不利な状況に置かれることになる」と、クレーを苦手としているメドベージェフは自虐ネタを交えつつ続けた。「つまりその場合、“ウィンブルドン”にしか出場できないってことだ。グラスコートのシーズンに出場する大会が一つなのは、決して楽なことではないね」


メドベージェフはその実力にもかかわらず「全仏オープン」の本戦ではまだ一度も勝ったことがなく、4年連続で1回戦敗退に終わっている。その理由として、プレースタイルがまったく合わないことが大きいようだ。


「正直、クレーについては何一つ好きなところがないんだ。ボールのバウンドは変だし、プレーした後は服が汚れてしまう。一年のうち約9ヶ月は慣れ親しんだプレーができるのに、(クレーシーズンの)2ヶ月間だけプレースタイルを変えなければならないのは大変だよ」


延期の期間やプレースタイルの違いに文句を言っていたメドベージェフだが、その後まもなく新型コロナ陽性であることが判明。モンテカルロ大会を辞退することになってしまった。「これからしばらくは回復に専念することになるけど、安全になり次第ツアーに戻ってくるつもりだよ」と話している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年度「全仏オープン」でのメドベージェフ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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