マイページ

全仏オープン

出場選手が語る「全仏オープン」のずさんなコロナ対策

写真は2020年「全仏オープン」のロゴ写真

女子ダブルスで「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)に出場していたオーストラリア人選手が、大会でのずさんに思われる新型コロナウイルス対策について詳細を語った。豪ニュースサイトnine.com.auが報じている。

ダブルスの世界ランキング43位のエレン・ペレス(オーストラリア)は、今年の「全米オープン」にも出場していたが、両大会の対策は比較にならない、と話した。「“全仏オープン”の“バブル”(感染防止のため外部との出入りを禁じた空間)は“バブル”とは言えない」と彼女は言う。


「“全米オープン”のは、2つ目のホテルには一般客もいたことを除けば、ほぼ完璧な“バブル”だったわ。私がいた方のホテルではセキュリティがしっかりしていて、誰も外に出られなかったし、ソーシャルディスタンスも守られていた。2人までしか同じテーブルにはつけなかった。あらゆる予防手段が取られていたわ」


「でも”全仏オープン”では全く違った。たった一つ全仏の方が良かった点は、ホテルから会場までが近くて、10分か15分しかかからなかったことね。全米では1時間半ぐらいかかったから」


「でも全仏ではソーシャルディスタンスは全然守られてなくて、マスクは着けていたけど、全米ほど厳しくはなかった。ホテルには一般客がいて、選手も外出しようと思えばできた。敗退した選手たちは、エッフェル塔を見たりしに出かけて、普通にホテルに戻って来てた。一般客も泊っているから、“バブル”が壊れてしまう。だから結局(外出した選手が戻っても)同じことよ」


「会場へのバスに乗るにも、体温のチェックも何もなかった。アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が体調が悪かったのに試合に出たけど、あんなことは“全米オープン”では起こり得なかった。症状があるなら言わなきゃいけなかったから。2つの大会の対策は、比べ物にならないわ」


ペレスはまた、「全仏オープン」ではコロナの検査に関してもずさんだった、と言う。


「“全米オープン”では4日ごと、“全仏オープン”では5日ごとに検査だったの。5日は長過ぎると思うけど、それすらきちんと行われてなかった。大会側は、どの選手がいつ、この前検査を受けたか、きちんと把握してなかったの。もし私が検査を受けずに済まそうと思ったら、そうできたと思うわ」


「次の検査はいつ受けるように、という指示もなかった。だから皆が規則を守って検査を受けていたかどうかはわからない。何人もの人が“昨日検査受けるの忘れた”って言ってるのを聞いたわ。対策にどこまで真剣だったのかしら」とペレスは結んだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「全仏オープン」のロゴ写真
(Photo by Aurelien Meunier/Getty Images)

全仏オープンの関連記事

PAGE TOP
menu