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全仏オープン

5時間の死闘の末、超重要なポイントでの「疑惑の判定」に泣かされたシャポバロフ

「全仏オープン」で判定に抗議するシャポバロフ(奥)

現地1日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)大会5日目。男子シングルス2回戦で、第9シードデニス・シャポバロフ(カナダ)が、世界101位のロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦。5時間の死闘の末に、シャポバロフは5-7、7-6(5)、3-6、6-3、6-8のフルセットで敗れた。途中、シャポバロフは超重要な場面で「疑惑の判定」によりポイントを失っており、それが最終的に悔しい結果に繋がってしまった。

それは、2セットを奪い合って迎えた第5セットゲームカウント5-4での、シャポバロフのサービング・フォー・ザ・マッチでのこと。


シャポバロフは30-15と、あと2ポイントで勝利というところまで迫っていた。ここでシャポバロフのサーブに対し、カルバレス バエナは山なりのリターン。これがベースライン付近の深い位置に落ちたが、シャポバロフはアウトだと思いプレーを止めた。


しかし主審はボールの跡を確認し、リターンがインだと判定。シャポバロフはボールの跡が違うとして抗議したが、判定が覆ることはなく、失点。これで集中力が切れてしまったシャポバロフは、簡単なミスを連発してしまい土壇場でブレークバックされ、最終的に敗れた。


もしアウトだと判定されていれば、40-15とシャポバロフに2本のマッチポイントがきており、たらればではあるが、結果は変わっていたかもしれない。


通常テニスの大きな大会では、「ホークアイ」や「FOXTENN」といった自動ライン判定システムを使ったチャレンジ(判定に異議がある場合、機械による再判定を求めることができる制度)の権利が認められている。しかしクレーコートの試合では、「ホークアイ」などを導入していても「ボールの跡が残る」として、伝統的にチャレンジは認められていない。


過去にも微妙なボールの跡に対し、意見が割れて揉めることが多々あったため、選手の間でもクレーコートでのチャレンジを認めてほしいという要望は多い。


海外のテレビ放送では問題のボールの跡を示した「ホークアイ」の映像が流れたようで、あるTwitterユーザーがその写真を掲載。シャポバロフの思った通り、アウトを示していた。シャポバロフもその写真を投稿し、「僕らはいつになったらクレーコートでホークアイ(によるチャレンジ)が使えるの?」と不満を漏らしている。


クレーコートでのチャレンジは、実は今年から「ATP500 リオデジャネイロ」など一部の大会で試験的に運用されている。今後「全仏オープン」を含むすべてのクレーコートで運用されることが期待される。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」で判定に抗議するシャポバロフ(奥)
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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