全仏オープン

錦織の全仏ティーム戦。チャンコーチは「ケイは自分が勝てるとは思っていなかった」と振り返る

「全仏オープン」での錦織

今年5月下旬から行われた「全仏オープン」。昨年8月に右手首の怪我でツアーを一時離れた錦織圭(日本/日清食品)にとっては、約11ヵ月ぶりのグランドスラム大会だった。錦織はこの大会、4回戦まで進むもドミニク・ティーム(オーストリア)にセットカウント1-3で敗れた。

この日のことを錦織のコーチであるマイケル・チャンが、15日にWOWOWで放送されたWOWOWテニスドキュメンタリー「錦織圭 復活~世界の頂を目指して~」で語っている。


クレーコートシーズンの最初の大会である「ATP1000 モンテカルロ」で準優勝を飾り、今大会でも3戦連続で地元のフランス選手を破った錦織は、「色んな調子が100%に整えば、勝てるチャンスはどの選手にもあると思います」と力強く話し、自信を取り戻したように見えていた。


しかし4回戦のティーム戦では、最初の2セットで2-6、0-6と圧倒される。


錦織自身はこの試合のことを「自信を持って試合には臨んだんですけど、急にボールが入らなくなり、自分が何をしても上手くいかない悪循環に陥ってしまった」と話している。


自信を持って試合に臨んだと錦織は話したが、チャンコーチの目には真逆に映ったようだ。


「ケイは自分が勝てるとは思っていなかったと思います。もっと自分に強い自信を持って試合に臨むべきだったのです。少しでも弱気になったら相手にすぐに見透かされてしまいます」とそのプレーから自信のなさを感じ取っていた。


「僕たちはケイに叫んでいました。『全力を尽くせ!何を怖がっているんだ。全力で戦って負けるならそれでいいじゃないか』と」。


錦織は第3セットで7-5と一つセットを取るも、最後は4-6と押し切られた。


「試合後に彼に話しました。『最初は勝てないと思ったかもしれないが、今なら勝てたはずだと思わないか?』と。ケイはうなずいていました。最初から勝てると信じていれば2セットを失うことはなかったでしょう」。


一方で、「忘れてはいけないのは、怪我からの復帰明けだということ。あれだけ長くツアーを離れると心の底では自信があっても自然と疑念を持ってしまいます」と、怪我は復帰後のメンタルにも影響し、改めてトップレベルへ戻ってくることの難しさを語った。


それでも錦織はその後行われた「ウィンブルドン」や「全米オープン」でより自信を取り戻し、トップ10入りとなる9位にまで復帰して2018年シーズンを終える。


決して容易ではないトップ10への復帰を見事果たした錦織。来年はまず、今年出場できなかった「全豪オープン」で活躍することが期待される。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」での錦織
(Photo by XIN LI/Getty Images)

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