全仏オープン

【6月8日全仏まとめ】ナダル 決勝戦は「次世代クレーキング」ティームと。穂積/二宮ペア「喜びで胸がいっぱい」日本人ペア初の全仏決勝進出。

全仏11回目の決勝進出を決めたナダル

6月8日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会13日目。男子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝、女子ダブルス準決勝、車いす男子シングルス準決勝、車いす男子ダブルス準決勝、車いす女子シングルス準決勝、車いす女子ダブルス準決勝が行われた。

男子シングルス準決勝で「クレーキング」ラファエル・ナダル(スペイン)が、第5シードフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を6-4、6-1、6-2のストレートで制した。ナダルは前人未踏「全仏オープン」11度目の優勝に王手をかけた。第1セットはキープが続き拮抗した戦いに。第3ゲームでデル ポトロが赤土に足を取られて痛みを感じる場面があり、第5ゲームの後にトレーナーとドクターが訪れ、デル ポトロに痛み止めのようなものを渡していた。このセット6回のブレークポイントを活かせなかったデル ポトロに対し、ナダルが第10ゲームでブレークしセットを先取。続く第2セットはナダルが圧倒し連取。第3セットもナダルの勢いは衰えない一方、デル ポトロは足の影響からかギアを上げることができなかった。第8ゲームに意地を見せるデル ポトロを振り切り、ナダルがストレートで11回目の全仏決勝進出を決めた。

ナダルは試合後のインタビューで今回の勝利について、「デル ポトロはいつもタフな相手ですが、今日はすべてが第1セットで決まりました。彼にもチャンスはあったが、私がセットを取ったことによって自信がつきました。決勝の舞台に再び戻れて幸せです」と語った。また、決勝でのドミニク・ティーム(オーストリア)との戦いについて「ティームは素晴らしい選手。パワーがあって前哨戦では彼に負けたし、彼とは何度も戦ったから。いつもクレーだしね。まあ自信をもって挑むだけ」と意気込みを話した。

「次世代クレーキング」と言われるティームは、マルコ・チェッキナート(イタリア)に7-5、7-6(10)、6-1で勝利し、自身初となるグランドスラム決勝進出を決めた。第1セット第1ゲームからブレークしたティームは勢いをつけ、途中ミスが見られたものの、コートを広く使ったショットでセットを先取する。第2セットは両者ともブレークすることができず、タイブレークに。お互いあと1本が決まらなかったが、ティームが何とかものにしてセットを連取。そして第3セット、ティームは精彩を欠いた場面の増えたチェッキナートを寄せつけずストレートで決勝進出を決めた。

女子ダブルス準決勝では、穂積絵莉(日本/橋本総業ホールディングス)/二宮真琴(日本/橋本総業ホールディングス)が第8シードのチャン・ハオチン(台湾)/ヤン・ザオシャン(中国)に6-2、6-2で圧勝し、日本人同士のペア史上初となる「全仏オープン」決勝進出を果たした。第1セット第3ゲームで穂積/二宮は相手のミスで幸先よくブレークに成功。続く第4ゲームでは逆にピンチとなるも、後衛の二宮が反応良く強打を仕掛け、このピンチを守り切る。そのまま勢いに乗り第1セットを先取した。続く第2セット、穂積/二宮は先にブレークするが相手もシードとしての意地を見せブレークバックされる。それでも再びリードを作ると、5-2で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチでは、二宮の攻撃的なスピンロブが冴えわたる。最後の1ポイントもクロスロブが相手コート深くに突き刺さり、穂積/二宮はグランドスラム準決勝の壁を打ち破った。

勝利後、カメラに向かってサインをする際には初々しさも見せた二人。試合後のインタビューでは「もう決勝という喜びで胸がいっぱいであんまり実感がわかないです」と穂積。二宮も「私は思ったよりも緊張はしなかったんですけど、自分のプレーにはあまり満足できていなくて、いいところもあったんですけど明日に向けての課題もたくさんあるので。でも二人でいいプレーができたのでそこはよかったと思います」と語った。そして日本のファンに向けて「私たちらしい元気で楽しいプレーをするので応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。

車いす男子シングルス準決勝では、国枝慎吾(日本/ユニクロ)がゴードン・リード(イギリス)に6-2、6-0のストレートで快勝。車いす女子シングルス準決勝では、第1シードの上地結衣(日本/エイベックス)がアニーク・ファンクォト(オランダ)に6-3、7-6(8)のストレートで勝利し、それぞれ決勝進出を決めた。

◇   ◇   ◇

【6月8日 主な試合結果】

◆男子シングルス

準決勝

〇[1]ラファエル・ナダル(スペイン)6-4、6-1、6-2 ●[5]フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)

〇[7]ドミニク・ティーム(オーストリア)7-5、7-6(10)、6-1 ●マルコ・チェッキナート(イタリア)

◆男子ダブルス

準決勝

〇[2]オリバー・マラック(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア)6-4、7-5 ●[12]フェリシアーノ・ロペス(スペイン)/マルク・ロペス(スペイン)

◆女子ダブルス

準決勝

穂積絵莉(日本/橋本総業ホールディングス)/二宮真琴(日本/橋本総業ホールディングス)6-2、6-2 ●[8]チャン・ハオチン(台湾)/ヤン・ザオシャン(中国)

〇[6]バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)6-3、6-2 ●[2]アンドレア・フラバチコバ(チェコ)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)

◆車いす男子シングルス

準決勝

国枝慎吾(日本/ユニクロ)6-2、6-0 ●ゴードン・リード(イギリス)

◆車いす男子ダブルス

準決勝

〇[1]ステファン・ウッデ(フランス)/ニコラ・パイファー(フランス)4-6、6-3、1-0(11) ●グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(日本/ユニクロ)

◆車いす女子シングルス

準決勝

〇[1]上地結衣(日本/エイベックス)6-3、7-6(8) ●アニーク・ファンクォト(オランダ)

◆車いす女子ダブルス

準決勝

〇[1]マジョレーン・バイス(オランダ)/上地結衣(日本/エイベックス)6-4、7-6(1) ●サビーネ・エラルブロック(ドイツ)/カタリーナ・クルーガー(ドイツ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は全仏11回目の決勝進出を決めたナダル
(Photo by Mustafa Yalcin/Anadolu Agency/Getty Images)

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