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全豪オープン

2022年の「全豪オープン」はより緩和されたバブル生活?

2019年「全豪オープン」の会場

今年2月に行われた「全豪オープン」で選手たちは新型コロナウイルスへの対策により厳しい隔離生活を送ることになったが、2022年大会は前回よりも対策が緩和されると、大会を主催するオーストラリアテニス協会(TA)が明かした。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じている。

今年の「全豪オープン」で選手やチームは、新型コロナに対するオーストラリアの厳しい規制に基づいてバブルによる過酷な2週間を強いられた。一部の選手は貸し切ったコートで最大5時間の練習が許されたのに対し、オーストラリアへの渡航中に新型コロナの濃厚接触者となった72人の選手はホテルの自室から一歩も外に出られないという事態に。そのほかにも部屋にネズミが出た、食事が冷めていた、といった劣悪な環境が報告され、多くの選手が不満を露にした。その一方で、開催地のメルボルンは当時世界で最も感染者数の少ない地域の一つであったにもかかわらず、国民であっても国境を超えた移動は禁じられ、ロックダウンが行われていたため、選手たちのこうした態度は地元の人々の怒りを買うことになった。


TAのCEOで「全豪オープン」の大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー氏は、地元テレビ局のNine Networkに出演した際、来年の大会で選手は今年のような隔離生活を強いられることはないと述べ、「大会までまだ時間があるが、現時点では、大会開始の2週間前からバブル期間を設け、選手たちはホテルとコートを自由に行き来できるようにする予定だ」と説明している。「衛生管理の行き届いたバブル」と表現されたこの環境下で選手はほかの選手とも、地元のコミュニティともお互いに身を守ることができるという。また、具体的な収容率などには触れていないものの、オーストラリア政府や保健当局と協力しながら観客を動員する方向で進めていると話した。


選手や関係者、そしてファンにとっても朗報と言えるが、オーストラリアのほとんどの地域では現在もロックダウンが行われており、ワクチン接種も進んでいないため、喜ぶのはまだ早いかもしれない。同国の選手で現在海外のツアーに出ているアシュリー・バーティニック・キリオスジョン・ミルマンなどは、早くてもシーズン終了まで自国に戻ることが許されないといった厳しい体制が敷かれている。


来年の大会は1月17日から30日まで開催される予定となっている中、タイリー氏は今年の11月までに、成人のワクチン接種率80%という目標をオーストラリアが達成することに期待しており、「それが達成できれば、1月の大会に向けて状況は確実に良くなるだろう」と前向きな姿勢を示している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「全豪オープン」の会場
(Photo by Scott Barbour/Getty Images)

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