
「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/2月8日~男子2月21日・女子20日/ハードコート)で現在準決勝まで勝ち残っている第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)。そのメドベージェフのバックハンドは卓越していると、数字を交えてATP(男子プロテニス協会)が称賛している。
ATPはメドベージェフの「ATPカップ」での4試合、「全豪オープン」4回戦までの4試合の合計8試合における数字をそれぞれ分析。するとバックハンドで以下の数字が浮き上がった。
バックハンドウィナー
メドベージェフ:49本
対戦相手の合計:20本
バックハンドアンフォーストエラー
メドベージェフ:88本
対戦相手の合計:126本
バックハンドフォーストエラー
メドベージェフ:73本
対戦相手の合計:112本
ウィナーは相手の約2.5倍叩き込み、アンフォーストエラーは約70%、フォーストエラーは約65%に抑えており、バックハンドにおいて大きな優位性を持っている。
このことも踏まえてATPは、メドベージェフのバックハンドを「レンガの壁のような反撃」と「凍ったロープのような攻撃」をいとも簡単にすると表現。派手さはないがアンストッパブルだとして、2021年は「最高のバックハンド」という名誉を引き継ぐかもしれないと称賛している。
そのメドベージェフは日本時間19日17時30分から行われる準決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。バックハンドにも注目したい。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全豪オープン」でのメドベージェフ
(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)
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