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全豪オープン

「全豪オープン」試合前スタッツ:2回戦/ラファエル・ナダルVSマイケル・モー

写真はモー(左)とナダル(右)

世界ランキング2位、第2シードラファエル・ナダル(スペイン)と、予選勝ち上がりの世界177位マイケル・モー(アメリカ)の初対戦。ナダルはこれまで「全豪オープン」で予選勝者に負けたことはなく、グランドスラム全体では25勝1敗。ただ1度負けたのは2015年「ウィンブルドン」2回戦のダスティン・ブラウン(ドイツ)戦だ。モーはこれまで4度出場したグランドスラム本戦で3度、2回戦に進出しているが、もしも初めて3回戦に進出することになれば、1988年「全豪オープン」で2回戦に進出した父トニー・モー(ナイジェリア)の戦績を超えることになる。

ナダルが177位よりランキングの低い選手に負けたのは、2006年ストックホルムでの当時世界690位のヨアキム・ヨハンソン(スウェーデン)戦だけ。グランドスラムで負けた最もランキングの低い相手は2014年「ウィンブルドン」4回戦のニック・キリオス(オーストラリア)で、当時144位。「全豪オープン」で敗北を喫した最もランキングの低い相手は2016年1回戦、当時世界45位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)だ。


1回戦はラスロ・ジェレ(セルビア)に6-3、6-4、6-1でストレート勝利。ナダルは「全豪オープン」の2回戦で負けたことはない。


ナダルのここ「全豪オープン」での優勝は2009年の一度だけ。「全豪オープン」には16回目の出場で、グランドスラムは61回目。グランドスラムでのシングルス20回優勝はロジャー・フェデラー(スイス)と並んで男子のトップだが、女子では20回以上優勝しているのは3人、マーガレット・コート(オーストラリア)24回、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)23回、シュテフィ・グラフ(ドイツ)22回だ。


もしナダルが今回優勝を果たせば、テニスのオープン化以降では男子選手として初めて四大大会すべてで2度以上優勝した選手となる。


また34歳のナダルは、30歳になってから既に6度グランドスラムで優勝しており、これはオープン化以降の最多記録(「全仏オープン」2017年~2020年、「全米オープン」2017年と2019年)。


2009年の優勝以降、ナダルはここで4度決勝に進出し、敗れた。2012年のノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦はグランドスラム決勝で最長記録である5時間53分の激闘だった。その後は2014年にスタン・ワウリンカ(スイス)、2017年にフェデラー、2019年には再度ジョコビッチに敗れている。ナダルはグランドスラム決勝で8回破れているが、そのうち「全豪オープン」が最多の4回、「ウィンブルドン」が3回、「全米オープン」が1回だ。


2020年のナダルの戦績は、「全仏オープン」で13回目の優勝、2月に「ATP500 アカプルコ」で優勝。「全豪オープン」では準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)に4セットで敗れた。


今大会前は国別対抗戦「ATPカップ」に出場予定だったが、背中の張りのために棄権している。そのため今年実戦のコートに立ったのは、2日前の1回戦が最初だ。


ナダルが今大会で優勝すれば23個目のハードコート大会でのタイトルとなり、ジミー・コナーズ(アメリカ)と並んでオープン化以降歴代7位となる。現在はマイケル・チャン(アメリカ)、アンディ・ロディック(アメリカ)と並んで8位。トップはフェデラー(71)、2位ジョコビッチ(60)、3位アンドレ・アガシ(アメリカ、46)、4位ピート・サンプラス(アメリカ、36)、5位アンディ・マレー(イギリス、34)、6位イワン・レンドル(アメリカ、26)。


ナダルの通算優勝数は現在86で、こちらはオープン化以降で4位。1位コナーズ(109)、2位フェデラー(103)、3位レンドル(95)。


ナダルは2005年4月から始まったトップ10連続在位803週の最長記録を現在も伸ばし続けている。それまでコナーズの持っていた789週の記録を昨年11月に抜き去った。


一方23歳のモーはこれが4度目の「全豪オープン」出場で、グランドスラムでは9回目。昨年の「全豪オープン」と「全米オープン」で2回戦に進出しているが、3回戦以上に勝ち進んだことはまだない。


今大会1回戦ではやはり予選を勝ち抜いたビクトル・トロイツキ(セルビア)を7-6(3)、6-7(3)、3-6、7-6(3)、7-5という激闘の末に下した。モーが5セットのフルセットで勝利をあげたのはこれが初めて。


2020年にモーが出場したツアーレベルの本戦は「ATP250 オークランド」「全豪オープン」「全米オープン」の3大会だけで、勝利は「全豪オープン」1回戦と「全米オープン」1回戦の2勝だけ。それ以外にはチャレンジャー5大会に出場し、ダラスで3回戦に進出している。


今大会前には「ATP250 メルボルン2」に出場し、マルコス・ギロン(アメリカ)に初戦敗退。


モーはまだトップ10選手に勝ったことがない。これまでに勝利を挙げた最もランキングの高い選手は、2018年「ATP1000 マイアミ」2回戦での当時15位だったロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)。


モーの現在のランキングは177位だが、自己最高は2018年10月の96位。


モーの父トニー・モーは1978年から1988年まで現役でプレーしたナイジェリアの選手で、自己最高ランキングは105位。「全豪オープン」本戦には2回出場し、1988年に2回戦に進出した。


数字の上では番狂わせはかなり難しそうだが、何が起こるかわからないのがテニスの試合。予選勝ち上がり者の奮闘を期待したい。


(テニスデイリー編集部)


※写真はモー(左)とナダル(右)
(Getty Images)

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