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全豪オープン

全豪OPで新たな問題が浮上。検疫用ホテルの使用中止求め住民が訴訟の可能性

2020年「全豪オープン」の会場

新型コロナウイルスの影響により、当初のスケジュールより3週間遅れの2月8日開幕を予定している「全豪オープン」。ここに来て新たな問題に直面している。地元オーストラリア紙の「ジ・エイジ」が報じた。

「全豪オープン」前の選手たちの検疫期間に、滞在場所として高級ホテル「ザ・ウェスティン・メルボルン」を使用する計画のオーストラリアテニス協会。しかし、そのホテルの上層階にあるマンションの部屋を持つ所有者たちが使用中止を求めており、最高裁判所への差し止め命令の申請も検討しているという。


著名な実業家や、2000年にウェスティンを建設した不動産開発業者など、影響力のある人物が所有するというこのマンション。一部はそこに住んでおり、世界中からテニス選手たちが流入することは、彼らやより広い地域に受け入れがたい健康リスクをもたらすと主張している。


ビクトリア州政府は12月18日に契約に署名したが、マンション所有者たちには12月23日に電子メールのみで通知。彼ら所有者たちは、ホテルの中にある共有部分の約30%を法的に所有しているのに対し、この計画に同意したことはないとしている。


マンションの部屋を持つ1人である、引退した投資マネージャーMark Nicholson氏は「まるで契約が完了したかのように、我々を不意打ちする非常に傲慢なやり方だ。まだ検討されていない、現実の公衆衛生問題と法的問題がある」と反発している。


またNicholson氏は、所有者団体による最高裁判所の差し止め命令を含むすべての法的手段検討を支持。所有者へ金銭で和解しようとしても、この問題は解決できないとも話している。


「もし"全豪オープン"によるこの相当なリスクへの準備ができていると言うのであれば、可能な限り安全な方法で開催する必要があるし、絶対に住居用マンションと一体化されたホテルを選ぶことはないはずではないか。ここがメルボルンで唯一のホテルというわけではないだろう」


所有者たちの弁護人は12月31日、ホテルの総支配人に所有者たちの懸念を通知し、検疫契約と緊急管理計画を要求。ホテルが要求に応じない場合は、最高裁判所またはビクトリア州民事・行政裁判所に差止命令を求めるよう、マンション所有者たちから指示を受けているという。


選手たちの入国は1月15日からを予定しているため、この争いは大きな問題に発展する可能性もある。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「全豪オープン」の会場
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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