
2月8日に開幕する、2021年シーズン最初のグランドスラム「全豪オープン」。27日に大会公式サイトで、元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)にワイルドカード(主催者推薦枠)が与えられることが発表された。
マレーは先日には、1月7日に開幕する「ATP250 デルレイビーチ」のワイルドカードも獲得している。
「全豪オープン」には、2年ぶり14回目の出場となるマレー。同大会での最高成績は2010年、2011年、2013年、2015年、2016年の準優勝だ。
また、前回出場した2019年には、1回戦でロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)とフルセットの死闘を繰り広げた。大会前の記者会見では、痛みに苦しめられる股関節の怪我により、当時涙ながらに引退の可能性を示唆。そして試合では痛みを抱えながらも気迫のプレーを見せ、満員の会場を熱狂の渦に巻き込んだ。
「全豪オープン」公式サイトによると、トーナメントディレクターであるクレイグ・タイリー氏は「アンディがメルボルンに戻ってくることを心より歓迎する」とコメント。
「5度のファイナリストである彼は、近年の"全豪オープン"の歴史の中で、その多くの素晴らしい試合やストーリーに欠かせない存在だ」「大手術を受け、ツアーに復帰するために自分自身を鍛え上げた彼が戻ってくるのを見ることは、2021年"全豪オープン"のハイライトになるだろう」
(テニスデイリー編集部)
※写真は2019年「全豪オープン」でのマレー
(Photo by/Julian Finney/Getty Images)