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全豪オープン

西岡良仁の勝因は「配球」。そして対ジョコビッチ戦でのポイントとは

「全豪オープン」での西岡良仁

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会3日目、男子シングルス2回戦で、世界71位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が第30シードダニエル・エバンズ(イギリス)を6-4、6-3、6-4のストレートで破り、3回戦進出を果たした。その試合をWOWOWの解説であり、ロンドンオリンピック日本代表監督の村上武資さんが振り返った。

西岡が上位のエバンズに勝利した理由について、村上さんは「勝てた要因はいくつかありますが、一番はエバンズの攻撃プランである強打をしてネットにつなげるプレーを防いだ配球ですね。左利きですから、エバンズは自分のバック側にボールを集めてくるというのは想定していたと思います。そこで西岡はフォアのダウン・ザ・ラインを入れて回り込ませないようにしていました」と、西岡の配球によってエバンズの攻撃を封じたことが一番だと語った。


さらに「第2セットの中盤からは甘い球だったら自分が先に攻めてネットを取っていき、相手に攻めさせない形と、自分から攻める形が出来ていました。ミスの引き出し方だったり、配球のパターンだったり、そういう攻撃のバリエーションが今までとは格段に違っていて、コートをより広く使えるようになりました。そこが西岡が強く成長した部分じゃないかと思います」と分析した。


「今まではフォアのクロスでしつこくやって、攻めてきたらバックのカウンター、というのが多かったですが、フォア側に来たのを自分からダウン・ザ・ラインで入れて相手を動かし、ネットを取る。そうしたフォアからの展開、組み立てがこれまでと違っていて、イメージ通りのテニスが出来ていますね」と、西岡のプレーと成長を賞賛。


西岡はこの試合、ファーストサーブの成功率が75%で、そこからのポイント獲得率も75%と、悪くない数字を出している。「今回サーブも良いですね。サービスゲームも安定してキープできていて。今日は風が強かったですが、しっかりと安定して自分のサービスゲームをキープできたのが、精神面で大きかったのではないでしょうか」と、サーブの好調さがメンタルを支えることにもつながっていると村上さんは語った。


西岡の3回戦の対戦相手はノバク・ジョコビッチ(セルビア)となった。同じ日本の伊藤竜馬(日本/北日本物産)をストレートで破っての勝ち上がりだ。強敵ジョコビッチとの対戦について村上さんは「この間の"デビスカップ"で対戦しています。一度やっている相手ですし、ストローク戦では対抗できると思います」と言う。


「前回は負けましたが、ゲーム内容は競っていました。そうした中でどうやって勝ちに結びつけていくか、どんなショットを選ぶのかというのは注目ですね。どういう試合になるのか楽しみです。もちろん、今回やってきている粘りのストロークとバックのカウンター、そして自分から攻めていくということもしていかなければなりません。攻撃の起点になるショットの精度はポイントに直結しますし」と続けた。


「しかし、あまり考えることなく挑んでいって欲しいなと思います。ジョコビッチだけでなく、ロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)ともやって経験を積んでいますし。一泡吹かせてほしいなと思いますね」と、期待を寄せた。


西岡とジョコビッチの試合は、大会5日目、24日に行われる予定だ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」での西岡良仁
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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