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全豪オープン

フェデラー、ナダル、大坂ら大集結!オーストラリア火災復興支援チャリティーイベント

2020年全豪OPチャリティーイベントの参加選手達

真夏のオーストラリアでかつてない大規模な森林火災が続く中、心温まる復興支援イベントがテニス界のスターたちによって行われた。「全豪オープン」公式サイトが伝えている。

今夏、ニック・キリオス(オーストラリア)が「サービスエースを一本取るたびに200オーストラリアドル(約1万5000円)を寄付する」という約束を発表したことに続き、選手たちやテニスの団体、ファンらが次々とオーストラリアに支援を寄せた。そして1月15日に行われた森林火災復興支援チャリティーテニスイベント「全豪オープンRally for Relief」の大成功で、集まった寄付金総額はさらに大きく跳ね上がった。


入場券は売り切れ、テニススターたちを見ようと多くのファンが「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・ 女子1日/ハードコート)の会場であるロッド・レーバー・アリーナに詰めかけた。募金活動は、これから始まる「全豪オープン」でも続く。このイベントの入場料収入はすべて「ビクトリア州森林火災支援基金」に寄付される。


選手たちの入場前に、イベントのオープニングとして森林火災の炎、煙、村々の上に広がる不気味に赤く染まった空の映像が映し出された。そしてマーク・セイモアとVika and Linda Bullが「Throw Your Arms Around Me」を熱唱。客席にいた消防士たちに、勇敢で絶え間のない彼らの活動を讃えてスタンディング・オベーションがおくられた。


その後、チームキャプテンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が入場すると、会場は大歓声に包まれた。続いて、彼女たちのチームメイトが入場。ココ・ガウフ(アメリカ)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、大坂なおみ(日本)がチーム・ウォズニアッキ、ドミニク・ティーム(オーストリア)、ペトラ・クビトバ(チェコ)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)がチーム・ウイリアムズとなった。


まずはターゲットに当てる練習で、選手たちは反対側のコートに設置された巨大なAとOの文字を狙って強烈なグランドストロークを放った。そして次のダブルスでは、世界のスーパースター選手たちの通常ではあり得ない、面白い組み合わせが実現した。


セレナとジョコビッチが組み、ウォズニアッキとチチパスのペアと対戦したり、ナダルとクビトバが組み、大坂とズベレフのペアと対戦したり。観客は、終始大興奮。SNSへの投稿も大盛り上がりだった。ある時には15歳のガウフが、ティームとズベレフとクビトバに同時に対戦する場面もあり、ジョコビッチとナダルが組んで、ズベレフとチチパスのペアと対戦するシーンもあった。「Next Genの選手たちを見ろよ、何てスローなんだ?信じられないほどだよ」と、コートチェンジ中にナダルにジョークを飛ばしたジョコビッチ。「こっちの僕らは、足して60歳以上なのに!」


ダブルスが終わると、2人のキャプテンがシングルスの対戦者名を発表。キリオスとロジャー・フェデラー(スイス)が対戦することになり、ロッド・レーバー・アリーナに現れた2人のスーパースターの姿に、観客からはさらに大きな歓声が上がった。


だがその試合前にもう一つのサプライズがあった。ナダルがマイクを受け取り、彼とフェデラーの2人で25万オーストラリアドル(約1900万円)の寄付をすると発表したのだ。集合写真を撮影後、シングルスの試合が行われ、フェデラーがタイブレークでキリオスを破った。しかし、このイベントは勝敗よりも支援が大事。このイベントや、今年オーストラリアで開催された他大会でも集められた寄付金の総額は約500万オーストラリアドル(約3億8000万円)にのぼった。


「全豪オープン」の前にこういうイベントができないかと発案したキリオスは、「今日のイベントに素晴らしい選手たちが協力してくれて、本当に嬉しく思うよ。世界の人々が、この災害への認識を高めてくれたと思うし、僕たちは力を合わせてこの状況を乗り越えるために、できる全てのことをやっていると思う」と語った。


※為替レートは2020年1月17日現在


(テニスデイリー編集部)


※2020年全豪OPチャリティーイベントの参加選手達
(Photo by Chris Hyde/Getty Images)

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