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ジョコビッチ「全豪オープンに出場するかはまだわからない」

「全豪オープン」でのジョコビッチ

世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、年内に3つの大会に参加する予定であることを明かした一方で、来年の1月17日に開幕される「全豪オープン」に出場するかはわからないと発言した。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じている。

ジョコビッチは9月の「全米オープン」決勝で世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れて準優勝に終わった際に、「今後の予定はまったく立っていない」と口にしており、それ以降の大会に参加していない。このままシーズンを終えてしまうのではないかとも思われていた中、本人が自国セルビアメディアの取材に対して年内のスケジュールを明かした。


それによれば、ジョコビッチは「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/11月1日~11月7日/室内ハードコート)、「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月14日~11月21日/室内ハードコート)および「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリード/11月25日~12月5日/室内ハードコート)に出場する予定だという。「ATP1000 パリ」の前の週には、現在家族と過ごしているセルビアを離れ、トレーニングや準備に全力で取り組むつもりだと意気込みを見せた。


一方で、「全豪オープン」の男子シングルスで最多優勝記録(9回)を持つジョコビッチは、来年の大会については思うところがあるようだ。大会を取り巻く環境が少しずつ明らかになる中、ジョコビッチは一部の選手の受け身な姿勢を批判し、決められた条件をただ受け入れているだけだと地元メディアの記者に対して不満をぶちまけた。ジョコビッチは選手たちが無関心であることに「苛立っている」と述べ、ツアー全体でもっと団結する必要があると語る。


「全豪オープン」が開催されるビクトリア州の政府によるこれまでの発表を鑑みると、ワクチン接種を受けていない選手には、入国時の隔離生活など、接種を受けている選手に比べてより多くの規制が課せられると思われる。これを受けてジョコビッチは、今年の「全豪オープン」を引き合いにこうコメントした。「プロのアスリートに、部屋から出られないような隔離生活をさせた上で、それなりのレベルのプレーを期待するなんて、あり得ない。怪我のリスクが高まるのは言うまでもないし、実際に今年の“全豪オープン”では僕を含めてたくさんの選手が負傷している。このような状況がまた起きるのであれば、多くの選手は出場をためらうだろう」


そして自身の出場についてジョコビッチは「メルボルンでプレーするかどうかはまだわからない」と述べた。


また、ワクチンを受けたかと記者に問われたジョコビッチは、そのような質問はプライバシーの侵害だとして答えることを拒否し、不満の矛先をメディアに向けた。


「スポーツに限らず世の中全般に言えることだけど、ワクチンを接種した人としていない人の間で不和が生じていることに僕は失望している。ワクチンを打つか打たないか、自分で決めたい人を差別するなんて酷い話だ。メディアは多くの人にプレッシャーを与えていると思う。今は不確かだったり信憑性のない情報があまりにも多い。何かが有効だとされてもすぐに否定され、状況は日々変わっている」


「メディアが恐怖やパニックを煽っていると思うから、僕は人々を対立させるようなことに加担したくないんだ。一般的にメディアの態度は不親切だと感じているので、記事にされるようなネタを提供するつもりはないよ。編集者は僕がここで発言したことをスキャンダルにするかもしれない。だから僕は一切そういうことに関わりたくないんだ」


ジョコビッチはこれまでもワクチン接種を強制されることには反対しているが、決して反ワクチン主義者でないと主張してきた。そして今回も同様の姿勢を貫いている。彼がワクチンを受けているかは不明だが、来年の「全豪オープン」では接種していない選手が不利な状況に追い込まれる可能性がいっそう高まっている。


現地19日、このジョコビッチの発言からほどなくして、ビクトリア州のダニエル・アンドリュース州首相が「ワクチンを接種していないテニス選手がこの国に来るためのビザを取得できるとは思えない。もしビザを取得できたとしても、おそらく数週間は隔離されなければならないだろう」と述べたとロイター通信が報じている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Matt King/Getty Images)

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