マイページ

グランドスラム

10代対決となった「全米オープン」女子決勝を両選手がふり返る

写真は「全米オープン」でのラドゥカヌ(右)とフェルナンデス(左)

現地9月11日に行われた「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、18歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が19歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-4、6-3で下して優勝した。ともにノーシードながら下馬評を覆す活躍を見せた二人のティーンエージャーが、決勝と大会全体をふり返っている。それぞれのコメントを紹介しよう。

エマ・ラドゥカヌ
「最初から難しい試合だったわ。レイラはトップ10の選手を相手に信じられないようなテニスを何度も見せてきたから、私も自分のゲームを見せなければならないとわかっていた。試合では、1ポイント1ポイントに集中するようにしたの。素晴らしい戦いができたわ」


「(“ウィンブルドン”の前に、今年グランドスラムで優勝すると言われていたら?という質問に対して)信じなかったでしょうね。グラスコートのシーズンが始まった時は学校の試験が終わったばかりで、大会まで3週間しか練習できなかったの。“ウィンブルドン”は素晴らしい経験だった。大会2週目の4回戦まで勝ち進むことができるなんて信じられなかった」


「でも私は貪欲だったから、グラスコートのシーズンの後で合間を縫って懸命にトレーニングしていたの。そしてアメリカに行っていくつかの試合に出るうち、自分のテニスに自信を持つことができた。それが今日実を結んだわね」


「予選から1セットも落としていないと報じられていたけど、スコア上はそうでも、実際には何度も困難に直面したわ。デュースもたくさん経験したの。どの試合も大変だった」


「(決勝の終盤、左足を擦りむいて一旦治療のために椅子に戻った時、どんなことを考えていたか?)あの時は30-30か40-40だったわね。彼女が凄いバックハンドを打ったので、何とか返そうとしてボールを追ったら膝をかなり擦りむいてしまったの。本当は試合を止めたくなかった。長い中断の後で、自分のリズムが崩れてしまったのにサーブをしないといけなくなるから。でも血が出ていたから、続けることができなかった。主審から、すぐ手当しなければならないと言われたの。手当を受けている間、どういう風に攻めるかを考えるようにしたわ」


「(何度かマッチポイントを決められなかったが、最後にサービスエースを決めて優勝した時にどんなことを考えていた?)レイラのサービスゲームでのマッチポイントは、ボーナスのようなものだった。自分のサービスゲームだった時は、たしか2度ブレークポイントに直面していたの。その後マッチポイントとなってサーブをする時、たしかこの試合で一度もワイドにサーブを打っていなかったと思ったの。だから、打つなら今しかないかなって(笑)。トスを上げてボールを打つ瞬間、自分のすべてを込めるようにしたわ」


「昔からグランドスラムで優勝することを夢見てきた。だけど、本当に優勝できたなんて信じられない。両親とは普段あまりテニスについて話さないんだけど、家で試合を見てくれて誇りに思ってくれたわ。父を喜ばせるのはすごく大変なんだけど、今日はそれができたわね(笑)」


「(18歳という若さで、バージニア・ウェイド以来となるイギリス人女性として44年ぶりのグランドスラム優勝を成し遂げたことでプレッシャーを感じるか?)素晴らしいレジェンドであるバージニア・ウェイドに決勝を見てもらえて光栄だった。ただ、プレッシャーは感じていない。私はまだ18歳だもの。どんな相手にも気負わずにプレーしていくわ。そうやってこのアメリカでも戦ってきたの。優勝しても何も変えるつもりはないわ」


レイラ・フェルナンデス
「私たち二人にとってタフな試合だったわ。私は大事な場面でミスをし過ぎて、それをエマに生かされてしまった。エマは大会を通して素晴らしいパフォーマンスだった。でも、私も来年また戻ってきたいわ。今はまだがっかりしてる。しばらく引きずるでしょうね。その悔しさをバネに、次のチャンスではいい結果を出せるよう、いっそうトレーニングに励みたい。とはいえ、この戦いでの自分のプレーには満足してる。心理面でもメンタル面でも成長したわ。エマとはこれからもいろんな大会で、決勝で対戦できたらいいわね」


「自分に関してひとつびっくりしたのは、自分がどんどん観客を巻き込むタイプの選手だったことね。もっと若い頃は、ロジャー・フェデラー(スイス)のようにできるだけ落ち着いたプレーヤーでいようとしていたから。でも、そんな自分の一面がわかって良かった。今回学んだ大事なことは、何度も続けて勝利する中で、勝つたびにすごく幸せで気分が高揚したけど、そこからまた気分を切り替えて次の試合に臨むことね。チームのおかげでそれができたわ」


「(試合終盤のメディカルタイムアウトについては?)正直、何がエマに起きているのかわからなかったの。彼女の怪我がどのくらい深刻なのか知らなかった。だから何が起きているのか大会運営側の人に聞いたの。私にとって重要なタイミングで起きたのは残念だったけど、それもスポーツ、テニスよね。前に進むしかない」


「(今回の経験があなたの人生を変えると思うか?)そんなに変わらないと思うわ。私には素晴らしいチームと家族がついているから、彼らのおかげで地に足のついた存在でいられるの。より懸命にハードワークに励み、これからもどんな大会に対しても同じ貪欲さを持って臨んでいくつもりよ」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全米オープン」でのラドゥカヌ(右)とフェルナンデス(左)
(Photo by TPN/Getty Images)

全米オープンテニスWOWOW独占生中継!

2021シーズン最後のグランドスラムの栄冠を手にするのは、歴戦の勇者か?それともライジングスターか?晩夏のニューヨークで繰り広げられる激戦の模様を連日独占生中継!

【放送予定】9/13(月)まで連日独占生中継
■詳細・放送スケジュールはこちら >>

グランドスラムの関連記事

PAGE TOP
menu