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グランドスラム

フェデラーのグランドスラムでの印象深い敗戦5つ

2018年「ウィンブルドン」準々決勝で敗れたフェデラー

テニスの元世界王者ロジャー・フェデラー(スイス)は、「ウィンブルドン」準々決勝でフベルト・フルカチュ(ポーランド)にストレートで敗退。自身9度目の優勝を狙っていたフェデラーだが、長身のフルカチュに押され何度もブレークを許し、最終的に3-6、6-7 (4)、0-6で完敗した。フェデラーが「ウィンブルドン」でベーグルを食らったのは今回が初めてだった。

来月40歳の誕生日を迎えるフェデラーは、1999年の「全仏オープン」からグランドスラムに出場してきて、その戦績は369勝60敗、勝率86%を誇る。その中で印象深い敗戦となった5試合を印メディアサイトRediff.comがまとめている。


2008年「全仏オープン」決勝 フェデラーvsナダル
この試合で、ラファエル・ナダル(スペイン)は当時世界ランキング1位だったフェデラーを6-1、6-3、6-0とほぼ完璧な形で破り、ビヨン・ボルグ(スウェーデン)の記録に並ぶ4年連続「全仏オープン」王者となった。決勝にかかった時間はたったの1時間48分で、ナダルはフェデラーのキャリアグランドスラム達成を阻んだ。フェデラーが0-6でセットを失ったのは1999年「ATP ロンドン」1回戦でのバイロン・ブラック(ジンバブエ)との対戦以来だった。この試合は「全仏オープン」男子シングルス史上、1977年以来最も少ないゲーム数、かつ1980年以来最も短い試合時間の決勝だった。


2013年「ウィンブルドン」2回戦 フェデラーvsスタコウスキー
前年覇者として出場したフェデラーは、36回連続グランドスラム準々決勝進出という大記録をさらに伸ばそうと狙っていたが、2回戦でセルゲイ・スタコウスキー(ウクライナ)に敗れ記録更新は叶わなかった。世界116位のスタコウスキーは次々とウィナーを放ってフェデラーを6-7(5)、7-6(5)、7-5、7-6(5)で下し、観客を唖然とさせた。これはフェデラーの2002年の初戦敗退以来となる早いラウンドでの敗退だった。


2014年「全米オープン」準決勝 フェデラーvsチリッチ
フェデラーは準決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦し、3-6、4-6、4-6で敗退。勝利したチリッチは決勝で錦織圭(日本/日清食品)を下し、グランドスラム初優勝を遂げた。第14シードのチリッチは、それまでフェデラーに対し5戦全敗と全く歯が立っていなかった(その後も5回対戦したが、チリッチが勝ったのはこの1度だけ)が、今度こそはと意気込んでいた。ゲーム開始直後から攻撃的にプレーし、力強いサーブと重いグラウンドストロークでフェデラーを苦しめた。


この試合でチリッチは13本のサービスエースを含む43本のウィナーを決めた。まず4ゲーム目でフェデラーをブレークし6-3で第1セットを取ると、第2セットも第1ゲームからブレークを決めセットを連取。だがフェデラーはその前のガエル・モンフィス(フランス)との準々決勝でセットカウント0-2から逆転勝利していた。チリッチ戦でも逆転の兆しを見せ、第3セットでゲームカウント2-0とリードしたが、チリッチは止まらなかった。その後2度フェデラーをブレークし、たった1時間45分でストレート勝利を掴んだ。


2011年「全米オープン」準決勝 フェデラーvsジョコビッチ
準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦したフェデラーは、ジョコビッチの大逆転劇に苦汁を飲まされることとなった。ジョコビッチは最初の2セットを落とし、その後フェデラーにマッチポイントを2度握られるも持ち前の粘り強さで阻止。6-7(7)、4-6、6-3、6-2、7-5でフェデラーに勝利した。当時、フェデラーが2セットをリードした後に敗れたのは184試合中2度目だった。同年の「ウィンブルドン」準々決勝で、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に6-3、7-6(3)、4-6、4-6、4-6で負けたのが最初だった。


2003年以来、毎年少なくとも1回グランドスラムで優勝していたフェデラーだが、この年の「全米オープン」敗退で連続記録が途絶えてしまった。


2018年「ウィンブルドン」準々決勝 フェデラーvsアンダーソン
2018年の準々決勝で、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)はフェデラーに2セットリードを許しながらも巻き返し、2-6、6-7(5)、7-5、6-4、13-11でフェデラーを下した。フェデラーらしい堂々としたプレーぶりで最初の2セットを連取されたが、その後アンダーソンは試合をひっくり返し、5度目の対戦で初めてフェデラーに勝利した(その後2度対戦しているが、アンダーソンが勝利したのはこの1回だけ)。


ターニングポイントとなったのが、第8シードのアンダーソンが第3セットの第10ゲームでマッチポイントを阻止した時だ。そこからプレーに精彩を欠き始めたフェデラーとは対照的に、アンダーソンは自信を取り戻していった。第3セットを取ったアンダーソンは、フェデラーの「ウィンブルドン」での連続セット取得記録を34で止めた。第4セットも優勢に試合を進め、決着は最終セットにもつれ込んだ。


アンダーソンはしっかりとサービスゲームをキープし続け、フェデラーと渡り合った。ゲームカウント11-11でついにフェデラーはプレッシャーに屈し、ダブルフォールトでアンダーソンにブレークポイントを与えてしまう。そのブレークを決めたアンダーソンは次のサービスゲームをキープし、決勝へと駒を進めた。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2018年「ウィンブルドン」準々決勝で敗れたフェデラー
(photo by John Patrick Fletcher/Action Plus via Getty Images)

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