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グランドスラム

幼い娘の手術という試練を超えて全仏OP3回戦進出「本当に恵まれている」

写真は「全仏オープン」でのジョンソン

スティーブ・ジョンソン(アメリカ)は戦っていた。「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)では5セットマッチを2度も勝利し、自身4度目の3回戦進出を決めた。実は31歳のベテラン選手であるジョンソンは、昨年末に娘のエマちゃんが生まれてからずっとファイティングモードに入っている。米テニスメディアBaselineが伝えている。

「エマを健診に連れて行ったらすぐに大病院に移されたんだ。酸素レベルがとても低かったからさ。娘はそのまま5〜6日間ICUにいた」とジョンソンは語る。「辛かったよ。僕たちは新米の親だった。初めての子供なんだ。病院では新型コロナウイルスに対応した手順があったから、病室に入れたのは妻だけだった。妻もエマのそばを離れられなかったから、家族に支えてもらうことができなかった」


当時メルボルンに滞在していたジョンソンは、家族の一大事に大会出場を取りやめ帰国を決意。2月にエマちゃんが手術を受けた時も妻の傍にいた。


「僕が競技に戻ってきた当初調子が出なかったのはそのせいだと思う。僕の心と頭はテニスコート以外の所にあったから」


ジョンソンがテニスに集中できなかったのも無理はない。実際、「全仏オープン」前に臨んだ5試合では1回も勝つことができなかった。だが「全仏オープン」ではその悪い流れを断ち切り、まず1回戦で同郷のフランシス・ティアフォー(アメリカ)に2セットを先取されるも逆転勝ち。続く2回戦もチアゴ・モンテーロ(ブラジル)にフルセットで勝利したが、残念ながら3回戦で第12シードパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に敗れた。


娘のエマちゃんは手術後快方に向かい、現在5ヶ月になった。ジョンソンは父親としての人生を楽しんでいる。


「素晴らしいよ。変に聞こえるかもしれないけど、1日のほとんどを(エマに)費やしてしまうんだ。人生が変わったよ、本当に」とジョンソン。「妻と娘のエマと家族でいられて最高に幸せだ。僕は本当に恵まれているよ」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのジョンソン
(Photo by Adam Pretty/Getty Images)

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