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グランドスラム

準決勝でナダルとジョコビッチが対戦へ。女子は新女王誕生が確定[全仏オープン]

「全仏オープン」でのナダル

現地6月9日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)11日目が行われ、男女シングルスのベスト4が出揃った。「全仏オープン」公式ウェブサイトなどが報じている。

第3シードラファエル・ナダル(スペイン)は第10シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。2020年の「ATP1000 ローマ」で敗れていた相手に第2セットを奪われ、前回大会から続けてきたストレート勝利が11試合でストップしたが、6-3、4-6、6-4、6-0で勝利。試合後シュワルツマンは「ここ数年、ローランギャロスではずっとラファと当たってるんだ(2018年・2020年に続いて今回が3回目)。次回は彼とじゃなくてノール(ジョコビッチ)がいいね」と話した。しかし、何度も対戦していた甲斐あって、「全仏オープン」でナダルから複数セットを奪った選手、という肩書を今回手にした。ちなみに、その肩書を得ているのは他には、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/7セット)、ロジャー・フェデラー(スイス/4セット)、ロビン・ソダーリング(スウェーデン/3セット)、ジョン・イズナー(アメリカ/2セット)だけだ。


4回戦で世界76位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)にフルセットと苦戦を強いられた第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)との準々決勝もすんなりとはいかなかった。最初の2セットを取り、第3セットではあと2ポイントで勝利というところまでこぎ着けるが、今大会で初めてナイトセッションを観戦することができた観客たちの後押しもあり、ベレッティーニにタイブレークを奪われてしまう。第4セットの途中で23時の外出禁止規制により観客が引き上げることになったが、一部の観客は退席を拒否して「お金を払ったんだから、ここに残る」などとチャントを唱える騒ぎに。一旦選手たちがコートから去った後、残っていた観客がしぶしぶ退席。20分あまりの中断を経て再開した試合は、互いにサービスゲームをキープし合うと、ジョコビッチが第12ゲームで3度マッチポイントを得た末に勝利。再開直後にコートに足を取られて転び左の手の平をすりむいたり、最初のマッチポイントを逃した後で大声を上げたりと、ピリピリした展開を制し、「終わった瞬間、試合中に積もり積もっていた緊張から解き放たれた」と振り返っている。


一方の女子は、最後まで波乱が続くことになりそうだ。ディフェンディングチャンピオンで第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第17シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)に4-6、4-6でストレート負け。元プロ選手で1980年代に3回戦に進出したことのある母を持ち、パワフルなプレーが特長で「全豪オープン」では大坂なおみ(日本/日清食品)を破っていたサカーリは、グランドスラムでギリシャの女子として初のベスト4。前日ベスト4入りを決めた同胞のステファノス・チチパス(ギリシャ)と並んで準決勝進出を果たしている。


そしてこの日行われたもう一つの準々決勝でも、ダークホースと見られていた17歳の第24シード、ココ・ガウフ(アメリカ)が、世界33位のバーボラ・クレイチコバ(チェコ)に6-7(6)、3-6で敗れるという番狂わせに。ガウフは第1セットで5回あったセットポイントをすべて決め切れず、逆に相手に1度のチャンスを生かされてセットを失ってしまう。それで意気消沈したのか、第2セットでは5ゲームを連取されて0-5に。そこから相手のマッチポイントを5回しのぐも、6回目に力尽きた。第2セットで0-4となった時に苛立ちから珍しくラケットを破壊してしまうなど、ガウフにとってはフラストレーションの溜まる展開だったようだ。


シフィオンテクが敗れたことで女子のベスト4は、一足先に準決勝進出を決めていた第31シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、世界85位のタマラ・ジダンセク(スロベニア)も含めて、4人全員がグランドスラム優勝未経験者。2016年大会から続く、「全仏オープン」でグランドスラム新女王が生まれるというジンクスが今年も保たれることが確定した。準決勝の組み合わせは、パブリウチェンコワ対ジダンセク、クレイチコバ対サカーリとなる。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのナダル
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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