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グランドスラム

世界2位メドベージェフ、力尽きる。女子では15年目で初のベスト4[全仏オープン]

「全仏オープン」でのジダンセク

現地6月8日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)10日目が行われ、男女ベスト4のうち2人ずつが決定。「全仏オープン」公式ウェブサイトなどが報じている。

男子の第5シードステファノス・チチパス(ギリシャ)は、宿敵である第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3、7-6(3)、7-5と、第2・第3セットは接戦となったがストレートで制した。敗れたメドベージェフは「チチパスがあんなにレベルの高いプレーをしてくるとは予想していなかった」と語った。「4回戦まで僕はいいプレーをしてたから、このままハードコートと同じようなプレーを続けていけると思ってた。でもそうじゃなかったから、何かを変えなければならなかった。より攻撃的ないいプレーができたと思うけど、十分dではなかった」


この試合はナイトセッションだったので無観客だったことについては、「100%がっかりしたよ。大会は観客よりアマゾン(ナイトセッションはフランス国内ではアマゾンプライムで独占配信されている)を取ったんだ。もちろんスポンサーがいてこそ僕らはお金を稼げるんだけどね」と不満たらたら。実はパリの夜間外出規制は本日9日より緩和され、ナイトセッションにも観客が入ることになる。またメドベージェフは今大会の結果いかんで世界1位となれるチャンスがあったのだが、ここで敗退したために今回はお預けとなった。


第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、世界46位、22歳のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に6-4、6-1、6-1の快勝。わずか1時間36分で勝負を決めた。数年前までグランドスラムで結果が出せない、と言われていたズベレフはその理由を「自分にプレッシャーをかけ過ぎていた。メドベージェフやチチパスが台頭してくるまでは、僕は一気にテニス界を席巻する存在、というように見られていた。それに忍耐も足りなかった。今は状況をもっと落ち着いて受け入れられるようになった。でも目標は変わってないよ」と語った。


またノバク・ジョコビッチ(セルビア)やラファエル・ナダル(スペイン)と決勝まで当たらないドローについては、「準々決勝でラファやノバクと当たらないのは嬉しいよ。でも例えば決勝でラファと当たるとしたら、余計に悪いとも言えるよね。その方がもっと難しいから。だけどまずそこへたどり着くことが先決だ」


女子の2試合はいずれもフルセット、約2時間半に及んで、ストレートで片が付いた男子の2試合よりも長丁場となった。女子でベスト8に2人残ったノーシード選手のうちの1人、世界85位、23歳のタマラ・ジダンセク(スロベニア)は、7-5、4-6、8-6という接戦を制して第33シードのパウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)を撃破。スロベニア選手として初めてのグランドスラム準決勝進出となった。試合後、同じ旧ユーゴスラビア出身の世界王者ジョコビッチがロッカールームを訪れて、ジダンセクの快進撃を讃えた。


第31シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)は、第21シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)に6-7(2)、6-2、9-7という激闘の末に逆転勝ち。21歳のリバキナはこれが7回目のグランドスラム本戦出場で、4回戦以降に勝ち進んだのは初めてだった。対する29歳のパブリウチェンコワが、初めてグランドスラム本戦に出場したのは2007年の「ウィンブルドン」。今回が52回目で、過去6回ベスト8に進出していたが、これが初めてのベスト4入りとなった。


ジュニアグランドスラムで3度優勝し、17歳でトップ30に入ったパブリウチェンコワは、若い頃から脚光を浴びてきた。だが今年2月の「全豪オープン」1回戦で大坂なおみ(日本/日清食品)に1-6、2-6で敗れ、「私は何をやってるの?」と考えたという。「今は対戦相手を殺す気でやってるわ(笑)。以前はメンタルがそこまで強くなかった。少し前からスポーツ心理学者の指導を受けて、それが実ってきたみたい」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのジダンセク
(Photo by Tnani Badreddine/Quality Sport Images/Getty Images)

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