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グランドスラム

因縁の相手は最高のライバル?チチパスとメドベージェフが全仏準々決勝で対戦へ

「全豪オープン」でのメドベージェフとチチパス

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)10日目の6月8日、男子シングルスではいよいよ準々決勝が始まる。その中でも特に注目の一戦が、第2シードダニール・メドベージェフ(ロシア)と第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)の対戦だろう。今回が8回目の対戦となる二人は、これまで何度もコート内外で衝突してきた。同世代のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)から「奇妙」と表現されるメドベージェフとチチパスの関係について、英BBCなどが紹介している。

以前チチパスはメドベージェフの試合は「退屈」だと表し、「彼とは一緒にディナーを食べるような間柄ではない」と発言していた。その関係に変わりはないようで、今週メドベージェフも「僕たちは選手としては互いにリスペクトしているけど、個人的にはそうじゃないかもしれないね」と述べている。


これまでの対戦成績はメドベージェフの6勝1敗。チチパスが勝ったのは2019年「Nitto ATPファイナルズ」の1回だけで、過去2度のグランドスラム大会(2018年「全米オープン」と2021年「全豪オープン」)でも、メドベージェフが苦手としていたクレーコートの試合(2019年「ATP1000 モンテカルロ」)でも勝者はメドベージェフだ。


そもそも出会い頭からうまくいかなかった。初めて対戦した2018年「ATP1000 マイアミ」でメドベージェフが2-6、6-4、6-2で勝利した後、両者が揉めたため、審判が介入する事態に発展している。


ただし、選手としては互いに一目置いているようで、チチパスが「彼はすごくスマートなテニスをする」と言えば、メドベージェフもチチパスのことを「最高のライバル」と話す。


今回8度目の対戦が決まったことを受けて、チチパスは「彼との試合では毎回いろいろ学んでいるよ。すごく楽しみなんだ」と発言。また、4-6、2-6、5-7のストレートで敗れた今年の「全豪オープン」準決勝については「スタートは悪くなかったけど、次第に彼にスペースを与えてしまった。でもプレー自体は良かったと思うよ」と振り返る。


「彼はサーブがすごくいい。長年かけて磨いてきたんだ」とメドベージェフの武器を警戒しつつ、「誰を相手にしているかは気にしない。自分のプレーに集中するよ」と話している。今季ここまでのチチパスはすでに37勝とツアー最多の勝利数を挙げており、クレーコートでの勝利数も20を数える。


対するメドベージェフは、「全仏オープン」でこれまで4年連続1回戦敗退だったことが信じられないようなプレーを見せている。ここまでの4試合のうち3試合はストレート勝利。世界52位のトミー・ポール(アメリカ)との2回戦のみ第1セットを奪われたが、すぐさま盛り返して4セットで逆転勝利を収めた。


「ローランギャロスについてわかったことがある。ハードコートのようにプレーすればいいんだ。ボールのバウンドが低くて速いからね。それを理解したことで、クレーでもうまく動けるようになった。あとはいいショットを打つ必要がある。でないと相手に走らされて、ポイントを得る機会がなくなってしまうからね。いいショットを打つことができれば、ゲームの主導権を握ることができる」


現在25歳で世界2位のメドベージェフと22歳で世界5位のチチパスは、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)、そしてノバク・ジョコビッチ(セルビア)のように、これからも何度も対戦することになるだろう。そんな彼らの未来がこの準々決勝で垣間見えるかもしれない。グランドスラムの準々決勝ではこれまで3戦3勝と負けたことがない二人のどちらが今回笑うことになるのだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのメドベージェフとチチパス
(Photo by Quinn Rooney/Getty Images)

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