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グランドスラム

優勝候補がまた一人消える。男子の次世代選手たちは順調[全仏オープン]

「全仏オープン」での上地結衣

現地6月6日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)8日目が行われ、錦織圭(日本/日清食品)は残念ながら4回戦敗退となったが、男女それぞれ4選手がベスト8進出を決めた。「全仏オープン」公式ウェブサイトなどが報じている。

上位陣が続々と消えていく中、史上最多記録タイとなる24回目のグランドスラム優勝が現実味を増してきたかと見えていたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、第21シード、21歳のエレナ・リバキナ(カザフスタン)に足をすくわれた。セレナを「テニス界のレジェンド」と呼ぶリバキナは、セレナのバックハンドはオープンスタンスで両手打ちなので球を動かすのは難しいから、とにかくバックを狙った、と話した。「時々フォアに打ち過ぎるとポイントを失ったわ。彼女のフォアハンドは素晴らしいから、そっちへは打たないのが得策よ」と語るリバキナは、6-3、7-5のストレートで勝利。準々決勝では第3シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、元世界女王ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を倒して勝ち進んできた第31シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)と対戦する。


世界ランキング85位、23歳のタマラ・ジダンセク(スロベニア)は、今大会前のストラスブールで準優勝と好調だった世界54位のソラナ・シルステア(ルーマニア)に7-6(4)、6-1で勝利し、スロベニアの女子選手で初のグランドスラム準々決勝進出を決めた。しかもジダンセクは昨年まで「全仏オープン」に2回出場して1勝も挙げたことがなく、グランドスラムでも2回戦進出が最高成績だった。


そのジダンセクと準々決勝で対戦が決まったのは、2019年の準優勝者で第20シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-4、3-6、6-2で下した第33シードのパウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)。バドーサ ジベルトはチャールストンとマドリードでベスト4、今大会前の「WTA250 ベオグラード」で優勝と、今大会も含めて今季のクレーでの戦績は17勝2敗と乗りに乗っている。バドーサ ジベルトは昨年初めて「全仏オープン」本戦に出場し、4回戦進出を果たしたが、この対戦ではどちらが勝っても初のベスト4進出となる。


既にお伝えしたように錦織は第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6、1-6、1-6で敗退。3連敗を喫していた相手にリベンジはならなかった。試合後ズベレフは語っている。「今日の試合のようなプレーを続けたい。できればもっと良いプレーを。残るはあと8人、敵は難しくなっていくばかりだ。最高のプレーをする必要がある」


男子の残り3試合では、クレーを苦手としていたはずの第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は、クレー巧者の第22シード、クリスチャン・ガリン(チリ)に6-2、6-1、7-5でストレート勝利。実は現在世界ランキング2位のメドベージェフは、自身の結果と現世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)の結果によっては、本大会後に1位となれる可能性がある。


第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は、第12シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-3、6-2、7-5で下し、準々決勝でメドベージェフと対戦する。3回戦で同世代ライバルのキャスパー・ルード(ノルウェー)を下した世界46位のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)は4回戦で、第27シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)を破って勝ち進んできたフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を6-4、6-4、4-6、6-4で撃破。自身初のグランドスラム準々決勝で、世界6位のズベレフと対戦する。


車いすテニスの上地結衣(日本/三井住友銀行)は、女子シングルス決勝では第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に4-6、3-6で敗れ、準優勝。ジョーダン・ワイリー(イギリス)と組んだ女子ダブルスでは、準決勝でアンヘリカ・ベルナール(コロンビア)/Emmanuelle Morch(フランス)組を6-0、6-3で下し、決勝進出を決めている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」での上地結衣
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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