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大坂なおみが「全仏オープン」辞退 うつであることを告白

「全米オープン」での大坂なおみ

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)に第2シードとして参戦していた大坂なおみ(日本/日清食品)が大会から辞退を発表。さらに、うつを患っていることを告白した。WTA公式ウェブサイトなどが報じている。

大坂は大会開幕前に、SNSを通じて「全仏オープン」中の記者会見には応じない意向を表明。実際に1回戦に勝利した後で記者会見を欠席し、1万5000ドル(約165万円)の罰金を科された。その後、グランドスラム4大会主催者が声明を出し、メディアへの対応義務を怠り続けた場合は大会から失格になる可能性があること、多額の罰金や今後のグランドスラム出場停止などのより厳しい制裁を下すこともあると通告していた。


すると大坂はSNSに以下のメッセージを投稿。これまでの経緯についてより詳しい背景を説明するとともに、「全仏オープン」を辞退すること、うつに苦しんでいること、そしてしばらくコートから離れることなどを明かしている。


「ハイ、みんな。数日前に(会見欠席の)投稿をした時は、こんな事態になるなんて想像もしてなかったし、意図したわけでもなかった。今は大会のためにも他の選手たちのためにも、そして私自身のためにも、みんながパリでの大会に集中できるように、大会を辞退することにしたわ。


私は誰の邪魔もしたくないし、タイミングが理想的でなかったことも、メッセージの明確さが足りなかったことも今は理解しているの。何より、メンタルヘルスそのものやその強化月間をつまらないものにする気はなかった。


実は、(初優勝した)2018年の“全米オープン”以降、ずっとうつに苦しんできていて、つらい日々を送っているの。私が内向的なことを知っている人や、私が大会に出場しているところを見たことがある人なら誰でも、私がヘッドフォンを着けているのに気づいているだろうけど、あれは私の社交不安を和らげるためなの。


テニス界のメディアはいつだって私に親切だった(この場を借りて、私の発言によって傷つけてしまったかもしれないクールなジャーナリストたち全員には特に謝罪したいわ)けど、私はもともと公の場で話すタイプではないから、世界中のメディアに話す前には不安の波が押し寄せてしまうの。聞かれた質問に対してできる限りの最適な回答をしようとして、毎回それがストレスになっていたから。


それで、自分のケアに専念するため、記者会見を欠席するのがいいことだと思った。そのことを前もって発表したのは、ルールというのは時として時代遅れだと思うから。大会側には個人的に謝罪し、大会終了後にぜひ話し合いたいと伝えたわ。


これからしばらくコートを離れるつもり。でも、時が来れば、選手やメディア、ファンにとってより良い状況を作るための方法を話し合いたい。みんなが元気で安全であることを願っているわ。みんなのことが大好きよ。またいつか会いましょう」


1回戦で世界63位のパトリシア マリア・ティーグ(ルーマニア)に6-4、7-6(4)のストレート勝利を収めていた大坂。苦手とするクレーコートでどこまで勝ち進めるかが注目されていただけに、このような幕切れになったことは残念だが、今は自身のケアに専念して、またいつか笑顔でコートに戻ってきてほしい。


今回の発表を受けて、フランステニス連盟(FFT)のジル・モレトン会長は「大坂なおみのことは残念だし悲しい。棄権したことは不運だった。なるべく早く元気になってほしい。来年、またこの大会に出てくれることを楽しみにしている」と発言。WTAは「私たちはなおみをサポートし続けるし、近いうちにコートで会えることを祈っている」と支援した。そして元世界女王のマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)は、「私たちアスリートは自分の身体を大事にするよう教えられるけど、メンタルや感情的な面はおろそかにされているかもしれない。これは記者会見に応じるか否かといったことよりも大きな問題よ。なおみ、私たちはあなたを応援するわ!」とコメント。また、NBA選手のステフィン・カリーが大坂の決断に対して「最大のリスペクトを」と反応している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全米オープン」での大坂なおみ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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