マイページ

グランドスラム

「ウィンブルドン」も線審の代わりに自動判定システム導入を検討

「ウィンブルドン」のロゴ

「ウィンブルドン」の主催者らは2021年の大会において、人が目視で行う線審の代わりに自動判定システムを取り入れることを検討しているという。実現されれば、144年もの長い大会史上初めてのこととなる。英スポーツメディアSky Sportsが報じている。

同大会を開催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)の委員会の一員である元選手のティム・ヘンマン氏は、6月28日より開催予定の今大会での線審の廃止について議論がなされていることを明らかにした。


先日開催された今年最初のグランドスラムである「全豪オープン」では、全試合でホークアイ・システムを採用。これによってリアルタイムでボールのイン・アウトを判定できるようになったため、線審を配置しなかった。「ウィンブルドン」でもすでに試合中のチャレンジシステムで利用されているホークアイ技術だが、人が密集しがちな大会会場内の人数を減らす方法の一つとして注目されている。


昨年の「ウィンブルドン」は新型コロナウイルス感染流行の影響を受けて中止となってしまったが、AELTCによると、今年6月から7月にかけてイギリスで行われる芝シーズンの大会は、低ランク大会の一部を除き、すべて観客を動員し開催する方向で準備が進められているという。新型コロナウイルス流行の状況次第では無観客となる可能性もあるとしながらも、「ファンの方々が大会を観戦できることを、慎重ながらも楽観している」と声明を出した。「ウィンブルドン」についても、主催者は観客数を制限しつつ実現に向けて動いているとのことだ。


Sky Sports Newsへのコメントで、AELTCは次のように述べている。「我々の戦略的展望は、“ウィンブルドン”がテニスの頂点としての地位を維持することを確実にすることであり、それを実行する上で“ウィンブルドン”の唯一無二の品質、特徴、そしてイメージを保つよう注意しながら、あらゆる新技術を関心を持って精査し、いかなる変更や導入であっても十分に議論を重ね、すべての出資者の方々への予測される影響を考慮します。


審判活動を行う熟練の審判員の方々は、“ウィンブルドン”にとって極めて重要な存在というだけでなく、テニスというスポーツの骨組みを支える中心的な役割を果たしています」


毎年、およそ300人もの線審がAELTCに雇われ、テニスの最古にして最大の大会の一部として活動。審判員らはローテーションを組み、2週間の大会期間に18のコートで行われる試合すべてをカバーしてきたのだ。


伝統を重んじる「ウィンブルドン」が変わるのか、注視していきたい。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ウィンブルドン」のロゴ
(Photo by Visionhaus/Corbis via Getty Images)

グランドスラムの関連記事

PAGE TOP
menu