WTAニュース

フェド杯代表を辞退したジョルジ陣営がイタリア協会と深刻な対立関係に

 カミラ・ジョルジ(イタリア)のリオデジャネイロ五輪出場が危うくなってきた。ジョルジがイタリア代表としてフェドカップでプレーするのを辞退とたのに続き、来月のイタリアン・オープンもスキップするプランを明かしたことで論争になっているからだ。

 「国際テニス連盟(ITF)のルールでは、選手はその所属する国家の協会と“良好な関係”を築いていなければならないとしている。私としては現在のジョルジ氏は、そういう状態だとは思えない」とイタリアテニス協会のアンジェロ・ビナギ代表が火曜日に話した。

 49位のジョルジは先月の段階で、今週末に開催されるフェド杯ワールドグループ・プレーオスの「イタリア対スペイン」の出場を辞退し、協会との関係を切ると声明を発表していた。ジョルジはフェド杯には出場せず、シュツットガルトで開催されるポルシェ・テニス・グランプリの予選に出場するとしている。

 「我々はただ、ほかの多くの選手たちがそうしているのと同じように、しばらく競技に集中するための休息がほしいと要請しているだけだ」とジョルジの父親でありコーチのセルジオ氏はAP通信の取材に対して話している。「彼女がすべての憎しみや悪意から離れること。それだけが彼女にとっての救いになる。今の彼女にはただ穏やかな環境が必要で、それが彼女を幸福にしてくれる」。

 イタリア協会はイタリアン・オープンの主催者でもあるが、ジョルジにとってはこの大会に出場することはもうないのだという。

 「我々とカミラにとっては、フレンドリーな場所ではなくなった」とセルジオ氏。「カミラにとって必要なのは、楽でいられる場所なんだ」。

 セルジオ氏はさらにカミラがイタリアのティレニアにある協会の施設で練習をすることも、もうないだろうと付け加えている。

 「彼らは我々をすでに締め出している」とセルジオ氏。ただし、彼自身がたとえアルゼンチン人だったとしても、家族がイタリアを去ることはないとも話している。

 ビナギ氏は月曜日の段階でセルジオ氏に契約破棄に関して、セルジオ氏に16万ユーロ(およそ1976万円)の損害賠償を求める裁判を開始する可能性を示唆するレターを送ったのだという。

 「我々は彼らの支払いを待っていますが、そうはならないでしょう。この視点からでは彼らが援助を求めてきたとしても、我々としては良好な関係でいることは難しいでしょう」とビナギ氏は言う。「我々は長年に渡って彼女をケアしてきましたが、彼らが2試合に勝ったときに我々のことを忘れたようです」。

 先の日曜日のカトヴィツェの大会では、ジョルジは3年連続で決勝で敗れている。ジョルジはドミニカ・チブルコバ(スロバキア)に4-6 0-6で敗退した。

 ジョルジに代わってフェド杯の代表になったのは74位のカリン・クナップ(イタリア)で、ほかにはサラ・エラーニフランチェスカ・スキアボーネが代表チームに加わっている。

 24歳のジョルジはこれまでフェド杯では5度プレーしていて、3勝5敗という成績。彼女はすでにリオデジャネイロ五輪出場圏内である56位以内に入っている。

 イタリアのメディアではジョルジ氏に対して強い批判が行われており、ジョルジがその能力をフルに発揮するためには新しいコーチを探すことが唯一の道だと言っている。

 「批判されてももう傷ついたりしない。もう慣れたからね。バカらしいとカミラも笑い飛ばしているよ。何の問題もない」とセルジオ氏は言う。「人々は何であれ、自分の言いたいことを言えるものだからね」。

 セルジオ氏は娘がトップ5に入れるという確信を持っているのだという。

 「それがいつになるかは定かではないけれど」と彼は言い、「でも、彼女はその座を得るだろうね」と続けている。(C)AP

※写真はマイアミの大会でのジョルジ
Photo:KEY BISCAYNE, FL - MARCH 22: Camila Giorgi of Italy during her straight sets defeat in her first round match against Madison Brengle of the United States during the Miami Open Presented by Itau at Crandon Park Tennis Center at Crandon Park Tennis Center on March 22, 2016 in Key Biscayne, Florida. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

人気記事ランキング

PAGE TOP
menu