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日本がフィリピンをストレートで下して中国との決戦へ [フェド杯アジア・オセアニア1部]

 2月8日から11日まで、カザフスタン・アスタナ(ナショナルテニスセンター/室内ハード)で開催されている女子国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のアジア/オセアニアゾーン・グループⅠ。大会2日目の9日はグループリーグの第2戦が行われ、日本はフィリピンを3勝0敗で下し、前日のインド戦に続いて2連勝を飾った。

◇   ◇   ◇

 日本は前日のインド戦と同じオーダーでフィリピン戦に臨んだ。シングルス1に土居美咲(ミキハウス)、シングルス2に大坂なおみ(日清食品)、ダブルスは青山修子(近藤乳業)/穂積絵莉(橋本総業ホールディングス)。そして、それぞれがきっちりと役割を果たし、勝利を手繰り寄せた。

 先陣を切った大坂は6-2 6-1の快勝。世界ランクのない相手との実力差は明らかだったが、大坂が力でねじ伏せようとした分、ミスが出て、序盤は3-2まで競り合った。

 「(相手のプレーが)スローだったのでタイミングが合わなかった」と大坂。自分のイージーミスに苛立つ場面も目立ったものの、徐々にペースをつかみ、じわじわとリードを広げると、一時間足らずで試合を終わらせた。

「もっとアグレッシブにいきたかった」と大坂

 土居も世界ランク548位のカサリナ・レナートを6-2 6-1で一蹴。0-2の立ち上がりとなったが、3-2と逆転して迎えた第6ゲームを長く続いたデュースの末に奪って、勢いがついた。

 「あのゲームがキーでした」と土居。「あそこを切り抜けてからスムーズにいった」と試合後に振り返ったように、3-3にできなかったレナートの落胆は大きく、それからの土居はワールドクラスの実力をみせつけた。

土居がチームの勝利を決める

 最後のスコアも6-2 6-1だった。青山/穂積のダブルスがコンビネーションの違いを見せつけるように快勝し、日本が3試合すべてストレート勝利を収めた。「今日もいい集中を持って戦えた」と青山。穂積も「やるべきことははっきりしているので、しっかりとやりきるだけ」と笑顔で語った。

最後を締めた青山(右)と穂積のダブルス

 フィリピンは昨年、アジア/オセアニアゾーン・グループⅡで優勝し、グループⅠへの昇格を決めての参戦。しかし、世界ランクがあるのはエースのレナートのみで、メンバーも参加7ヵ国の中で唯一の3名。日本とのレベル差は明らかだった。

 「情報がないというやりづらさはありましたが、全員が強い気持ちを持って戦うことができました」と土橋登志久監督。スタッフを含めたチームには一体感があり、「それが日本の持ち味。明日からも全員で戦う」と断言した。

円陣で気合いを入れる日本チーム

 明日10日はグループ突破をかけて中国と対戦する。中国もフィリピン、インドを3勝0敗で倒しており、勝ったほうが1位通過となる。中国のエースは世界ランク71位のドゥアン・インインだが、インド、フィリピン戦は欠場した。ケガの状態が思わしくなく、日本戦まで温存という情報もあるが、果たしてどう出てくるか。

 「ここからが勝負。ここからです」と土橋監督。インド、フィリピン戦の勝利はある意味、予想ができた。だが、ここからの戦いは今までのように簡単にはいかないだろう。負ければ終わりのトーナメント戦と同じ状況――残り2戦は日本の真価が問われる戦いとなる。

 試合開始時間は、現地時間で10時30分(日本時間で13時30分)から。

(テニスマガジン/編集部◎牧野 正)

※トップ写真は、土居美咲(ミキハウス)と土橋登志久監督

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