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グランドスラム

ミックスダブルスで八百長行為の疑惑とニューヨークタイムス紙が報じるも、証拠はなし [全豪オープン]

 オーストラリア・メルボルンで開催されている「全豪オープン」(1月18~31日/グランドスラム/ハードコート)。

 月曜日にミックスダブルスをプレーした選手たちが、テニスの腐敗を調査する「テニス・インテグリティ・ユニット」(TIU)の聞き取り調査を受けた。これは疑わしい賭けのパターンがあったという新聞報道を受けてのものだという。

 「ニューヨーク・タイムス」紙が報じたところによればピナクル・スポーツ社のギャンブル・サイトで、ルーカシュ・クボト(ポーランド)とアンドレア・フラバチコバ(チェコ)がダビド・マレーロ(スペイン)とララ・アロアバレーナ(スペイン)を破った試合で極端な賭けのパターンがあったというもので、日曜日にこのペアが試合をする前の段階で賭けが停止されたという。

 選手全員は八百長に関わった可能性についての報道を否定している。試合はクボトとフラバチコバが6-0 6-3で勝利していた。

 月曜日にクボトはフラバチコバとともに、TIUから試合について聴取を受けたと話した。彼はコートでは特に変わったことには気づかなかったと言い、「僕たちは試合で100%を尽くした」と話した。また、彼の対戦相手たちも「僕たちはみんな100%を出していた」と信じていると言う。

 フラバチコバは「私たちの勝利が私たちによるものではないと考えられているというのは、とても嫌なこと」と話し、「昨日の私たちは自分たちのベストでプレーしていた。だからとてもいいプレーができて、試合にも勝てた。誰かが100%でプレーしていなかったかどうかという質問をされるのは、嫌なものだわ」。

 マレーロとアロアバレーナもまた、疑いを否定している。マレーロは膝を傷めていたことで、いいプレーができなかったと話している。彼らのコメントは月曜日の段階ではとれていない。

 BBCとバズフィード社は、過去10年にわたってトップ50の経歴を持つ選手たちのうちの16人が関わったという八百長事件をニュースに取り上げ、テニスの当局がその証拠を持ちながら見過ごしてきたと報じた。それ以降、テニス界は厳しい監視下に置かれている。その報道の中では詳しい選手名は挙げられていなかったものの、16人のうちの半分が全豪オープンに出場していると示唆していた。

 テニスの当局はただちにこの報道について否定した。八百長の証拠を見過ごした、あるいは疑わしいケースを調査していないということは一切ないとしている。

 国際テニス連盟(ITF)はコメントを辞退。また、TIUも個別の事例に関しての発表を避けている。

 最新のリポートでは、元トップ200のニック・リンドール(オーストラリア)が2013年の下部大会において故意に試合に負けることを2人に知らせたと検察に告発され、シドニーの法廷でそれを認めたことがある。

 テニス・オーストラリア(オーストラリア協会)は日曜日のニューヨークタイムス紙が報じたミックスダブルスの件についてコメントはしていないが、TIUの方針として「テニスにおけるあらゆる疑いについて調査し、また見直す」と繰り返した。

 また、報じられたピナクル・スポーツ社は、木曜日に賭けをオープンしたあと、「少数の人間によって」クボトとフラバチコバが勝つほうに「巨額が動いた」としている。同社は賭けを停止し、大会会場のメルボルンがあるビクトリア州の警察当局に報告したのだという。

 ウイリアム・ヒル社は全豪オープンの大会スポンサーもつとめるブックメーカー大手だが、月曜日の段階で該当する試合で疑わしい賭けの動きはなかったとしている。集まった賭けは5件以下で、それぞれ5ドル以下のものだったという。ロンドンを拠点とするベッドフェア社もまた、AP通信の取材に対してこの試合の賭けは開いたままだったとしている。

 クボトはTIUの聞き取りに対してすべてを話したとしていて、すべての選手たちが証拠もない状態で名指しされるような誤った報道が行われるべきではないと話している。

 「もちろん僕も、みんながフェアにプレーし、誰もが自分自身に責任を持つべきだと思う。でも、何の証拠もなければ、何も言うべきではない。それがすべてだよ」とクボト。「毎日一生懸命やってきている。みんなそうだと思うし僕もその一人。なのに、これで僕らはブラックリストに入ったようなものだと言わなければいけない。何の証拠もないというのにね」。(C)AP

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