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グランドスラム

今年のウィンブルドンで注目すべき5つのポイント

 昨年のウィンブルドンは、もっとも予想外の出来事が起きた記憶でいっぱいだ。

 ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、マリア・シャラポワ(ロシア)という、3人合わせて10個のウィンブルドン・タイトルを持つ選手たちが、2回戦までに敗退。5度の優勝を誇るセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は4回戦で消え、過去最多タイとなる選手たちが、健康上の理由で試合を辞退、あるいは途中棄権した大会だった。

 最終的にはアンディ・マレー(イギリス)が4分の3世紀以上、待望されたイギリス人男子の優勝を果たして大会は幕を下ろしていた。

 2014年には何が起きるのだろうか? ?

(1)モレスモーの役割

 マレーとコンビを組んだ新コーチのアメリー・モレスモーは注目点だ。1年前にイワン・レンドルとのコンビで77年ぶりのイギリス人男子の優勝を果たしたのがマレー。今年の彼は、男子選手が女子のコーチを付けるという珍しいケースを選択した。
 しかし、マレーは長く彼の母親がコーチ役を務めていた。今のイギリスのフェド杯監督のジュディ・マレー氏だ。モレスモーはこんな話をしている。「できれば長いスパンで考えたいわ。彼女のことが好きだからね」。

(2)一般的な優勝候補

 「ビッグ4」と呼ばれた選手たちが、過去11年のウィンブルドンでは優勝してきた。フェデラーが7度で、ナダルが2度、そしてマレーとジョコビッチが1度ずつだ。
 第1シードはジョコビッチ。彼は2011年のチャンピオンで、一般的には優勝候補となるだろう。ナダルは9度目の全仏オープンを制したばかりだが、3年続けて芝では早期敗退を喫している。また、彼の膝は持病となっている。フェデラーはすでに32歳で4児の父親だが、18度目のグランドスラム制覇に向けて、中でも自分の庭である芝のウィンブルドンに向けて真剣な表情だ。昨年の2回戦敗退は、すでに意味のないものになっていると見ていい。

(3)セレナの逆襲

 セレナは現在ナンバーワンで、今大会も第1シード。しかし、ここ最近のグランドスラムでは4大会中3大会でベスト8以前に敗退している。昨年のウィンブルドンでは4回戦で敗れていて、先月の全仏では2回戦で敗退した。
 女子のテニス史上でも最高のサービスを持つ彼女にとって、芝で彼女が復活したとしてもまったく驚きではないと、彼女のコーチでもあるパトリック・ムラトグルー氏は話している。「彼女は何か悪いことが起きても必ずそこから這い上がってくる人物なのは間違いないことだよ」。

(4)10年目のシャラポワ

 おそらく誰にとっても信じがたいことだろうが、シャラポワが17歳でグランドスラムに初優勝してから、すでに10年が経過している。今の彼女はグランドスラムで5度の優勝を果たしているが、このウィンブルドンでは苦戦を続けている。

(5)特筆すべき年となるか?

 男子ではグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が前哨戦で優勝し、ビッグサーバーのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が育ちつつあり、ブレイクスルーの時を待っている。

 女子では全仏の決勝進出で注目されたシモナ・ハレプ(ルーマニア)、全豪と全仏でベスト4に進出しているユージェニー・ブシャール(カナダ)がいて、全仏でセレナを倒したガルビネ・ムグルッサ(スペイン)のトリオが楽しませてくれるだろう。(C)AP

Photo:ADVANCE FOR WEEKEND EDITIONS, JUNE 21-22 - FILE - In this July 3, 2004, file photo, Russia's Maria Sharapova holds the winner's trophy after defeating Serena Williams in the women's Singles final tennis match on the Centre Court at Wimbledon. Sharapova won Wimbledon at age 17 for her first Grand Slam title. Now she's got five major trophies, but is still stuck on one at the All England Club. (AP Photo/Anja Niedringhaus, File)


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