ATP(男子ツアー)

「靱帯断裂で偉大なスタートを終わらせた」ATP公式サイトが西岡良仁を特集

 日本の西岡良仁(ミキハウス)が今シーズンこれまでにない好スタートを切った。アカプルコ(ATP500/ハードコート)では準々決勝に進出、インディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)では4回戦まで勝ち上がった。西岡がATPマスターズ1000の大会で16強入りを果たしたのは、今回が初めてだった。

 インディアンウェルズでは2回戦で世界21位のイボ・カルロビッチ(クロアチア)を倒し、続く3回戦では当時世界ランク14位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)に勝利した。ベルディヒは西岡がこれまでに倒した相手ではもっともランキングの高い選手だ。しかし、マイアミ(ATP1000/ハードコート)ではジャック・ソック(アメリカ)との2回戦で左膝前十字靭帯断裂により途中棄権という結果に終わり、今シーズン復帰は絶望的という最悪のニュースが流れた。

「これまで脚の故障というのはなかったので、僕の膝がどうなったのかわからなかった。痛みはなかったので、プレーしても大丈夫だと思っていた。ツアーにいつ戻れるかはわからないけど、できるだけ早く戻ってプレーできることを楽しみにしている」と西岡はコメントしている。

 昨シーズンのツアーで通算10勝12敗という成績だった西岡。今シーズンにおいては1月から3月までの3ヵ月間で9勝9敗と、すでに昨年の同等の戦績を残している。西岡は今年の目標として、世界ランク60位以内を目指していた。今シーズンのこの好スタートにより、3月20日付の世界ランクでは自己最高の58位をマークした。

「アメリカでプレーするのは大好きだし、いつも僕のベストのプレーができている。1度や2度はいい結果が出るような気がしていたけど、こんなにレベルの高い大会で強豪に勝てるとは思ってもみなかったよ」と西岡はこれまでを振り返った。

 西岡は今シーズン7大会に出場し、1大会を除いてすべて1回戦を突破している。アカプルコで西岡は予選を勝ち上がり、本戦1回戦でソック、2回戦ではジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を倒したが、この大会で準優勝を果たしたラファエル・ナダル(スペイン)に準々決勝で敗れた。

「今年に入ってトップ選手に勝てそうな気がしていたので、とにかく頑張った。そしてアカプルコのソック戦でそのチャンスをものにすることができた。正直ソックに勝つまではトップ選手と自分とではまだかなりの実力差があり、僕のレベルで勝つのは難しいと思っていたんだ。アカプルコではライアン・ハリソン(アメリカ)、ソック、トンプソンを倒し、ナダルには負けたけどいいテニスができた。この大会後、このような高いレベルでも十分やれると考えが変わった。こう思えたことがインディアンウェルズで4回戦までいけた大きな理由だと思う」と西岡は話している。

 西岡は今月初めに膝の手術を終え、日本でリハビリを行っている。(テニスマガジン)協力◎ATP Tour

※写真はインディアンウェルズの大会での西岡良仁
Photo: INDIAN WELLS, CA - MARCH 15: Yoshihito Nishioka of Japan towels off between games as he loses to Stan Wawrinka of Switzerland during the BNP Paribas at Indian Wells Tennis Garden on March 15, 2017 in Indian Wells, California. (Photo by Harry How/Getty Images)

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