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ATP(男子ツアー)

ジョコビッチが錦織を下し、決勝でラオニッチと対戦へ [BNPパリバ・マスターズ]

 10月27日~11月2日の日程で、フランス・パリで開催されている「BNPパリバ・マスターズ」(ATP1000/インドアハード)。

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は今のところすべてがうまくいっている。第1シードのジョコビッチには先月、第一子となるステファンが誕生。3度目となる年間ナンバーワンの座も近づき、今大会でも順調に決勝に進出。決勝は今まで負けたことのない相手との対戦となった。

 「オンコート、オフコート、いずれのどんな瞬間も今は大事にするようにしているんだ」とジョコビッチは錦織圭(日清食品)を6-2 6-3で退けたあとに話している。決勝の相手はビッグサービスを持つミロシュ・ラオニッチ(カナダ)だ。

 「オフコートではもちろん特別な年だよ。結婚して、父親になって、本当に楽しい一年だ」とジョコビッチは話し、「なんて言っていいかわからない。今がすごく楽しいんだよ」。

 今大会のジョコビッチはディフェンディング・チャンピオン。今週はまだ失セットゼロだ。全米オープンの準決勝で対戦し敗れた相手、錦織との試合も1時間強で終わらせた。

 ジョコビッチとロジャー・フェデラー(スイス)の年間ナンバーワン争いはまだ続いているが、その行方は11月9日からロンドンで開催される「バークレイ ATPワールドツアー・ファイナルズ」にかかってくる。最終戦には錦織とラオニッチも出場する。

 第2セットは早い段階でブレークしあったジョコビッチと錦織。第6ゲームで3本のブレークポイントをしのいだジョコビッチは、続くゲームで最初に迎えたマッチポイントをモノにして勝利した。最後は錦織のロブがアウトになっての幕切れだった。

 錦織は第6シード。この日はいつもよりもスピードがなく、金曜日の準々決勝でダビド・フェレール(スペイン)と3時間近い試合を戦った影響が感じられた。

 「たぶん、少し疲れていたんだと思う。今日の試合に向けて身体が100%とは言えない状況だった」と錦織。彼は最終戦に出場する初のアジア出身の選手となった。

 今大会のラオニッチはフェデラーに続き、準決勝ではトマーシュ・ベルディヒを6-3 3-6 7-5で破っての勝ち上がりだ。

 ラオニッチは2005年大会の優勝者でもあるベルディヒを最後のゲームで振りきっての勝利だった。第5シードのベルディヒは、最後の2つのダブルフォールトを含めて、4本続けてアンフォーストエラーをおかし、ラオニッチに勝利を手渡してしまった。

 ベルディヒはコートを去る前にラケットを叩き付けていた。「とても僕らしくない最後だった」とベルディヒ。「今大会では最悪のプレーをしてしまったよ」。

 ここまでのベルディヒのプレーは安定しており、ラオニッチの強烈なサービスもうまくリターンして流れをイーブンとしつつ、第2セットでは先にブレークして流れをつかみかけていた。

 「うまくいきかけていたのに、最後に何もかもなくなってしまったような日だった」とベルディヒ。

 だが、準々決勝でフェデラーを相手に21本のサービスエースを奪ったラオニッチは、準決勝のベルディヒに対しては12本しか奪えなかった。ラオニッチの今大会でのサービスエースの数は、トータルで75本となった。

 ラオニッチは23歳。昨年のモントリオールでラファエル・ナダル(スペイン)と戦って敗れて以来のマスターズレベルでの決勝進出だ。

 ラオニッチはキャリア最高のシーズンを楽しんでいる。ワシントンで通算6度目となる優勝を果たし、ウィンブルドンではベスト4に進出した。
 
 「今は間違いなく、前よりもたくさんのことがうまくできるようになっていると思う」とラオニッチ。「自分自身のことについてたくさん学んだよ。自分のポテンシャルについて理解し、何ができて、これから何が必要なのかがわかってきたんだ。今年は最終戦に出場することを目標にしてきた。今、それを成し遂げられたのは特別な気分だ。この意味は大きいよ」。(C)AP


Photo:Serbia's Novak Djokovic celebrates his victory over Kei Nishikori of Japan during their semifinal match at the ATP World Tour Masters tennis tournament at Bercy stadium in Paris, France, Saturday, Nov. 1, 2014. Djokovic won the match 6-2, 6-3.(AP Photo/Jacques Brinon)

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