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ATP(男子ツアー)

「オール・カナディアン・ファイナル」はラオニッチに軍配 [シティ・オープン]

 7月28日から8月3日にかけて、アメリカ・ワシントンDCで開催された「シティ・オープン」(ATP500/ハード)。

 赤と白のメイプルリーフの国旗が飾られていた。ATPツアーでは初となるカナダ勢同士の決勝で、クリスタルのトロフィーを掲げたのはミロシュ・ラオニッチ(カナダ)だった。

 圧倒的なサービス力はもちろんだが、多彩さも身につけつつあるのが今大会第2シードのラオニッチ。日曜日の決勝では第13シードのバセック・ポスピショル(カナダ)を6-1 6-4で下し、通算で6度目となるATPツアー優勝を果たした。

 すぐに次週のトロントの大会に移動しなければならないため、盛大なお祝いをするというわけにはいかないというラオニッチ。ウィンブルドンでのベスト4に続いて、全米でも勝ち上がるチャンスだと彼は感じているという。

 「次の目標まで近いと感じることがあるんだ。より大きな目標にね」と23歳のラオニッチは言う。月曜日のランキングでは、自己最高となる6位に浮上する。「そのためには今週の大会でエネルギーを使い過ぎるわけにはいかなかった。その意味で、テニス的にもフィジカル的にもメンタル的にも最高の状態で来週の大会に臨めそうだよ」。

 今大会でのラオニッチは失セットゼロでの優勝で、サービスゲームは53ゲーム中52ゲームをキープ。8度のブレークポイントは7度しのいでいて、奪ったサービスエースは83本。最速では時速140マイル(時速約225km)を記録している。ポスピショルからは9本のサービスエースを奪い、ブレークポイントを与えたのは1度だけで、それもしのぎ、逆に4度ポスピショルのサービスゲームを破っての勝利だった。

 「彼のサービスを読めなかったよ。彼のサービスはすごく速くて正確だから、もっと読んでいく必要があったんだけどね」とポスピショル。彼のランキングもまた、この準優勝で36位からトップ30に上昇する見込みだ。

 オープン化以降でのカナダ勢同士の決勝は今回が初。観客席には多くのカナダ国旗が翻っていた。
 
 「僕たちへのああいう声援の雰囲気が世界中で盛り上がっているのを感じるよ。素晴らしい気分になれる」とラオニッチ。「ワシントンにこんなにカナダ人が居たなんて、みんな知らなかったんじゃないかな」。

 決勝を前に、テニスカナダ(カナダのテニス協会)のプレジデントでCEOのケリー・ムルメッツ氏は、「初のカナダ勢の決勝が、アメリカの首都での大会になるというのは美しい皮肉で、この種の話が私は大好きだ」と話している。

 ラオニッチにとって、今回のタイトルはこれまでとは違った意味を持つのだという。「今回は特別だ」とラオニッチは言い、「今の僕は、どんな大会でも、そしてすべての大会で自分にチャンスがあると信じられるようになっているからね」と続けている。(C)AP

Photo:Milos Raonic, of Canada, celebrates after he beat compatriot Vasek Pospisil in the men's singles final at the Citi Open tennis tournament, Sunday, Aug. 3, 2014, in Washington. Raonic won 6-1, 6-4. (AP Photo/Nick Wass)

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