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綿貫陽介が決勝へ、堀江/清水のダブルスは準優勝 [世界スーパージュニア/男子]

 大阪・靱テニスセンターで開催されている「大阪市長杯 世界スーパージュニア」(ITF Grade A/本戦10月17~23日/ハードコート)は6日目、シングルス準決勝とダブルス決勝が行われ、第2シード綿貫陽介(フリー)が第3シードのニコラ・クーン(スペイン)に6-2 6-2で勝利し、グレードA大会でのシングルス初の決勝進出を決めた。決勝の相手は第10シードのスー・ユーシャオ(台湾)を6-3 6-0で退けた第1シードのミオミール・ケマノビッチ(セルビア)だ。

 なお、ダブルスでは堀江亨(関スポーツ塾・T)/清水悠太(西宮甲英高)がそのケマノビッチとエルギ・キルキン(トルコ)とのペアと決勝を戦い、2-6 6-4 [2-10]で敗れ、10年ぶりの日本人男子ペアの優勝はならなかった。

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 ここまで1セットも落としていない第2、第3シード対決。接戦予想とは裏腹に、綿貫は前日の準々決勝に続き、わずか1時間あまりで2歳年下のクーンを退けた。

 「最初は緊張していて、お互いにいいプレーが出なかった」と振り返ったが、第3ゲームでブレークを許しながらもすぐにブレークバック、しかもラブゲームで楽にブレークしたことで、その後のほぼ一方的な流れをつくった。

 1-2から第2セットの第4ゲームまで9ゲームを連取。次のサービスゲームを落として4-2に追い上げられ、第7ゲームもデュースになったあたりも小さな山場だったが、ここも無事にキープした。

 海外選手にも見劣りしない180cmという上背と長いリーチを生かして角度のあるショットで追い込み、オープンコートをうまくつくっては確実に決める。両サイドから軌道の低いスピードあるショットを繰り出すクーンだが、自滅の頻度が高くなっていった。最後は綿貫のリターンゲームで、1時間3分の省エネ試合を締めくくった。

 終始攻撃的なプレーを展開し、リターンダッシュなども仕掛けていたにもかかわらず、試合後は「今日はほかの試合に比べてサーブもリターンもよくなかった」と首を捻り、「あまり満足感はなく、反省のほうが大きい。もうちょっと中に入ってプレッシャーをかけたかった」と、試合内容には自分でダメ出し。厳しい自己評価には、決勝の相手が全米オープンの準決勝で敗れたケマノビッチであるということも、影響しているのかもしれない。

 「リベンジしたいですね。この日本での最高の大会で、彼が勝ち上がってきてくれてよかった。いい舞台を与えてもらえたと思っている」

 ジュニア最後の一戦。思いを遂げる自信をのぞかせた。
 
テニスマガジン/ライター◎山口奈緒美)

※写真は「大阪市長杯 世界スーパージュニア」の男子シングルスで決勝進出を果たした第2シードの綿貫陽介

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