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男子U14は松下龍馬、U12は有本響が制す [DUNLOP SRIXON CUP 全国選抜ジュニア]

 全国選抜ジュニアテニス選手権大会(5月14~17日/吉田記念テニス研修センター/千葉県)の大会最終日は、14歳以下と12歳以下の男女シングルス決勝・3位決定戦などが行われた。

 14歳以下の男子決勝は、松下龍馬(関東/Fテニス)がライバルの横田大夢(関東/ETC)に7-5 4-6 6-4で公式戦での初勝利をマークし、2年前のU12に続いてこの大会を制した。スタートからハイテンションなポイントのやり取りが繰り広げられる中、松下は常に冷静だった。第1セットで横田に1-5とリードを許しても、「ファイナルセットに持ち込めば勝てる、今やれることをやる」という思いが、ペースを落してミスを減らすとう選択につながる。一方の横田は、「相手のミスが減って、焦ってしまった」。結局、松下がそこから6連続ゲーム奪取。逆転で第1セットをモノにした。

 「試合の中で相手を見ながら、ポイントが取れる確率の高いパターンを見つける」という松下。その思考が、“試合終盤での自分”に対する自信につながっている。だからこそ、第2セットを4-6で落としてファイナルセットへと持ち込まれても、「ギアを上げていく」ことができた。そして、その冷静さは、マッチポイントの瞬間でも変わらなかった。「5-3の40-30、相手はリターンから(前に)勝負をかけてくるはず」。そう踏んだ松下は、サービスで逆に勝負を仕掛け、「狙いどおり」にエースで締めくくった。

横田はあと一歩、松下に及ばなかった

 敗れた横田は、「勝負どころで相手はミスが少なく、精度が高かった。自分は打っていったところでミスをしてしまった…」と敗因を語る。勝敗以上に、「フラット系だったフォアハンドを、ドライブで入れ続ける」という課題の克服と実行をメインに臨んだ大会だった。その中での決勝進出に納得している部分もある、と話した直後に、「やっぱり…」と言葉を続けた。「(松下に公式戦で)初めて負けてすごく悔しい。全日本ジュニアでは課題を完璧にして、リベンジしたい」。

優勝を決めた瞬間、有本は天を仰いだ

 12歳以下の男子決勝は、有本響(関東/シンズあざみ野テニスチーム)が金田諒大(九州/福岡パシフィックTA)を圧倒した。「相手のミスを誘いながら、攻めるところは攻めてポイントが取れた」と振り返るように、第1セットは金田の強打をいなしながらポイントを重ね、第2セットに入るとアングルショットを駆使しながら攻勢を強めて、自分から試合を支配していった。「3冠(全国小学生大会と全日本ジュニアU12)が取りたい」と、有本はさらに先を見据える。敗れた金田は、「組み立てが甘かった。最後まで相手の流れのまま試合が終わってしまった…」と唇をかんでいた。


<14才以下>

【男子シングルス決勝】

○32松下龍馬(関東/Fテニス)[2/WC] 7-5 4-6 6-4 ●16横田大夢(関東/ETC)[8/WC]


<12才以下>

【男子シングルス決勝】

○32有本響(関東/シンズあざみ野テニスチーム)[2] 6-1 6-1 ●8金田諒大(九州/福岡パシフィックTA)[8]

※[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

※トップ写真は14歳以下で優勝を果たした松下龍馬

テニスマガジン/編集部◎杉浦多夢)

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