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三井駿介が全国大会初制覇 [第32回全国小学生大会]

 第32回第一生命全国小学生テニス選手権大会(7月28~30日/会場◎第一生命相娯園グラウンドテニスコート/東京・世田谷区)の大会最終日は、男女シングルスの準決勝・決勝、コンソレーションの準決勝・決勝が行われた。

 男子の決勝を争ったのは、トップシードの小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)と第2シードの三井駿介(静岡/清水町立西小6年)。
 準決勝で小柴は飯泉涼(茨城/つくば市立茎崎第一小6年)のレフティーから繰り出されるアタックを6-4 6-2でかわし切り、三井はベスト4唯一の5年生・望月慎太郎(神奈川/川崎市立向小5年)の挑戦を6-3 6-4ではね返していた。

 「チャンスボールが決まったと思っても深いボールで返される。先につながれてしまうと、もっていかれてしまう」。準決勝で小柴に敗れた飯泉がそう振り返るように、的確なフットワークに裏付けされたディフェンス力、そして巧みなプレースメントからなるゲームコントロールが、小柴を世代のトップに押し上げてきた。

 その小柴の牙城を、ついに三井が崩した。スコアは6-4 6-2。三井が初めて全国制覇を達成した。

 小柴が公式戦で同級生に負けるのは、初めてのことだという。昨年のこの大会、雨の影響でインドアの8ゲームマッチに変更された3回戦で、三井は小柴に1-8という完敗を喫していた。それだけに、相手のことはよく知っている。「粘ってくるし、ミスも少ない。少しずつコースを突いていって、最後はフォアで決めていこうと思っていた」という戦前の戦略を、決勝では見事に実行してみせた。

小柴は同級生に初の黒星を喫した

 スライスドロップショットネットプレー。そして、ロブにはロブで対抗。多彩なショットを散りばめながら、得意のフォアにつなげるための布石を打っていく。小柴にプレースメントをコントロールされる前に、自分からポイントを取りにいき、そして取りきった。終始、試合の主導権は三井の手の中。試合巧者である小柴のお株を奪うような、見事な試合運びだった。

 しかし、世代最強のライバルに初勝利を挙げた直後でも、三井に浮ついた様子はなかった。「優勝はうれしいけど、全日本ジュニアでは中学生(早生まれの1年生)も出てくる。そこでも頑張れるように、意識を高く持っていきたい」。一方、初めて同級生に敗れたことは「あまり気にしない」と言う小柴も、飄々とした中にも悔しさをにじませる。「今はつなげているだけ。全日本ジュニアでは自分から打てるようにして、優勝したい」

 世代を牽引してきた小柴が、またも全国タイトルに手が届かず、小柴を追ってきた三井が日本一の座に就いた。この世代における頂点を目指した戦い、そしてライバル物語は、まだ始まったばかりだ。


【男子シングルス決勝】
○三井駿介(静岡/清水町立西小6年)[2] 6-4 6-2 ●小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)[1]

【男子シングルス準決勝】
○小柴遼太郎(兵庫/神戸市立西脇小6年)[1] 6-4 6-2 ●飯泉涼(茨城/つくば市立茎崎第一小6年)[5-8]
○三井駿介(静岡/清水町立西小6年)[2] 6-3 6-4 ●望月慎太郎(神奈川/川崎市立向小5年)[13-16]

※トップ写真は初の全国タイトルを手にした三井



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