マイページ

国内国際

2016年5月下旬に車いすテニス国別対抗戦が有明で開催

 日本テニス協会は6月18日、都内で会見を開き、2016年5月23日(月)から28日(土)にかけて行われる車いすテニス国別対抗戦『BNP Paribas World Team Cup(以下ワールドチームカップ)』を、有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコートで開催することを発表した。

 ワールドチームカップは、ITF(国際テニス連盟)が一年に一度だけ主催する車いすテニスの国別対抗戦。1985年から始まった同大会は、今年5月開催のトルコ大会で30回目を迎えた。日本での開催は今回が初となる。

 日本テニス協会の畔柳信雄会長は、「以前から日本での開催を望んでいたが、ついに開催できる運びとなった。それも長きに渡り、実績を積み重ねてきた日本車いすテニス協会、そして世界のトップに日本の存在を示し続けた選手たちのおかげ」と、これまでの功績を称えた。

 また、畔柳会長は「(有明のバリアフリーも含めた改修作業の)課題把握という意味でも非常に大事な機会」と話し、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックの“プレ・イベント”として、大事な役割を担う大会という見解も示した。

 日本車いすテニス協会の会長で、自身もワールドチームカップに17度の出場経験を持つ大前千代子氏は、「(国別対抗戦は)男女だけでなく、クアード(※)、ジュニアの部も同時に開催され、それがひとつの会場で見られる機会は、この大会しかない。来年はぜひ有明に見に来てほしい」と、同大会の魅力を熱く語った。

(※クアードとは、3肢以上に麻痺を持つ選手が出場するクラス)

長年、日本の女子車いすテニス界を牽引してきた大前氏


 ワールドチームカップは、1チームあたり2~4名の選手が登録できる(監督は1名)。男子はワールドグループ1部と2部に分かれ、いずれも12ヵ国が参加。女子はワールドグループの12ヵ国、クアードとジュニアは8ヵ国で争われる。

 12ヵ国で優勝を争う男女は、3ヵ国ずつの4グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループ1位4ヵ国が準決勝・決勝トーナメントに進出。そのほかのチームは順位決定トーナメントを行う。

 8ヵ国で行われるクアードとジュニアは、4ヵ国ずつの2グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの1、2位が準決勝・決勝トーナメントに進出。そのほかは順位決定トーナメントに進む。

 日本男子は2003年と2007年に優勝を果たしているが、それ以降は栄冠から遠ざかっている。女子は何度も準優勝を経験しているものの、世界一になったことはない。今年5月下旬のトルコ大会でも男子は4位、女子とクアードは準優勝の結果だった。

 来年の日本大会は、有明コロシアムと有明テニスの森公園テニスコートを使用して全カテゴリーの試合を行い、すべての試合を無料観戦できる。


【会見に出席した国枝慎吾上地結衣のコメント】

「車いすテニスの認知度は確実に高まっているが、これからは観戦する方々にこの競技を評価していただく段階に来た。来年のワールドチームカップで評価を受けることで、来年のリオ、2020年の東京パラリンピックへの興味を多くの人にもってもらいたい」(国枝)


「(国別対抗戦は)一年に一度だけ、多くの国のトップ選手が一堂に会する場。国によってプレーの違いやその国独自の良さが見られる機会。会場に来た際は、その部分も感じてもらいたい」(上地)

※トップ写真は、前列左から上地、大前氏、国枝。後列左から日本障がい者スポーツ協会・日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長、畔柳会長

人気記事ランキング

PAGE TOP
menu