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伊藤竜馬の2年ぶり2度目の優勝はならず [島津京都チャレンジャー]

 京都府・島津アリーナ京都(京都府立体育館)で開催された「第50回島津全日本室内テニス選手権大会(京都チャレンジャー)」(本戦3月3~9日/賞金総額 男子4万ドル/インドア・カーペット)の最終日。シングルス決勝は、2年ぶり2度目の優勝を狙う第3シードの伊藤竜馬(北日本物産)と第8シードのマルタン・フィッシャー(オーストリア)が対戦した。

 伊藤はイメージ通りに危なげなく試合を進めていた。サービスは今日も好調で、立ち上がりのサービスゲームをラブゲームでキープすると、次のゲームで早くもブレークに成功。第5ゲームでブレークバックを許したもののすぐに2度目のブレークで再び突き放し、そのまま第1セットを6-3で奪った。カウンターショットが得意なフィッシャーの持ち味を、強力なサービスとライン際を攻めるアグレッシブなショットで封じていた。

 第2セットも伊藤のサービスは安定していたが、セットの終盤に突如ピンチが訪れる。第1セットでブレークされてから初めて許したブレークポイントがセットポイントとなった。ここは長いラリーを制してしのいだものの、このあたりからフィッシャーのリターンが徐々に合ってきていることを感じていたという。それが、サービスに対する力みになった。

 「サーブ一本で仕留めようと思いすぎて、リターンが返ってくると、そのあと自分の展開ができなくなった」と伊藤。

 5-6で迎えた第12ゲームも30-15から連続してファーストサーブが入らず、リターンで攻め込まれて30-40と2度目のセットポイントを握られる。そして、ダブルフォルト…。

 しかし「去年の10月と先週と、チャレンジャーの決勝では続けて負けてる。今回はどうしても勝ちたかった」と言う伊藤は再び立て直し、最終セットの第1ゲームをブレーク。3-1から4ゲーム連取を許しても、3-5で迎えた第9ゲームをブレークバックするなど意地を見せたが、そこまでだった。ここをキープすれば5-5に追いつくというゲームで、計2本のダブルフォルトを犯して敗れた。

 勝ったフィッシャーは言う。
 「伊藤は爆発力があるし、サーブもいい。とにかくいろんなショットを混ぜて向こうのペースを崩そうと思った」
 スライスやドロップショットも駆使して伊藤を揺さぶり、第2セットの終盤にチャンスを作ってものにした。狙い通りの展開だったろう。

 今大会、好調なサービスを武器に自信を高めてきた伊藤にとって、最後にサービスでほころびが出たことは皮肉だが、「落ち込むのは今日までにして、次の試合でいい結果を出せるようにまたがんばりたい」と明るく振る舞った。次の目的地はマイアミ。予選に入れそうだという。今週つかんだ手応えだけ、持っていきたい。


【男子シングルス決勝】

○マルタン・フィッシャー(オーストリア)[8] 3-6 7-5 6-4 ●伊藤竜馬(北日本物産)[3]

※[ ]数字はシード順位

※写真は左からシングルス優勝のマルタン・フィッシャー、準優勝の伊藤竜馬
写真提供◎京都府テニス協会

※大会オフィシャルサイトはこちら

(Tennis Magazine/ライター◎山口奈緒美)

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