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女子個人戦は黒須万里奈が宮原三奈を破ってセンバツ初優勝 [第39回全国選抜テニス]

 第39回全国選抜高校テニス大会(3月20~26日/団体戦、個人戦/博多の森テニス競技場、春日公園テニスコート)の大会最終日、26日は男女個人戦の準決勝と決勝が3セットマッチで行われ、女子決勝は黒須万里奈(山村学園)が宮原三奈(柳川)を1-6 6-4 6-1で下してセンバツ初優勝を飾った。

◇   ◇   ◇

 黒須は準決勝で団体を制した相生学院(兵庫)のエース、田中李佳から4-6 6-0 6-3の逆転勝利。決勝の相手は、準決勝で阿部宏美(愛知啓成)を4-6 6-4 6-3で破った宮原だった。

決勝前の黒須(左)と宮原

 試合は序盤から動いた。黒須は宮原に第1ゲームのサービスを破られると一気に流れをつかまれ、第1セットを1-6で落とす。決勝の舞台に緊張してしまい、試合のリズムをつかめず簡単なミスを重ねた。

 だが、第2セットに入ると風向きが変わる。「ラリーを多くして相手が嫌がるようにプレーした」黒須は、第3ゲームで初めてのブレークに成功。このゲームをきっかけに得意の回り込みフォアハンドが冴えわたり第2セットを6-4で奪い返した。

第2セット以降、粘り強くプレーして勝機を見出した黒須

 第3セットは一方的な展開となる。黒須は第1ゲームのリターンゲームから5ゲームを連取。5-1で迎えた第7ゲーム、15-40のブレークチャンスを手にすると、最後は回り込みフォアハンドを一閃。優勝が決まった瞬間、黒須はその場にしゃがみこみ、喜びを爆発させた。

 「優勝できてすごくうれしい」と黒須。序盤は防戦一方だったが、第2セットから気持ちをうまく切り替えられた。「(気持ちが)切れたら終わり。自分に“落ち着いて”と言い聞かせた」。冷静なプレーでつかんだ全国タイトル、そして全米オープン・ジュニア予選の切符。「海外でプレーしたことがないので楽しみ」と黒須は満面の笑みで語った。

「地元(福岡)なので、優勝したかった」と宮原。団体戦は柳川のエースとして出場するも準優勝に終わった。決勝は中盤から相手のプレーに合わせてしまい「守りに入ってしまった」と肩を落とす。団体戦、個人ともに準Vに終わる、悔しい大会となった。

今後の課題は自分から仕掛ける積極性と語った宮原

【全米オープン・ジュニア男子派遣選手】※丸数字は学年

黒須万里奈②(山村学園)

【日・韓・中ジュニア交流競技会 女子出場選手】

宮原三奈②(柳川)

田中李佳②(相生学院)

阿部宏美①(愛知啓成)

平田歩②(岡山学芸館)

補欠◎中村天音①(奈良育英)

(テニスマガジン/編集部◎中野恵太)

※トップ写真は、優勝を決めた瞬間の黒須万里奈(山村学園)

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