「最高のスタートを切れた」土橋ジャパンがインドに完勝 [フェド杯アジア・オセアニア1部]

 2月8日から11日まで、カザフスタン・アスタナ(ナショナルテニスセンター/室内ハード)で開催されている女子国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のアジア/オセアニアゾーン・グループⅠ。大会初日の8日、グループリーグの初戦で日本はインドに全3試合ストレートの3勝0敗で勝利し、最高のスタートを切った。

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 オープニングマッチに登場したのは、これがフェド杯代表デビューとなる大坂なおみ(日清食品)だ。大坂の世界ランク56位に対し、相手のカルマン・タンディ(インド)は531位。しかしながら180㎝近い長身からのビッグサーブが武器で、立ち上がりの第1ゲームをラブゲームで締めてきた。

 しかし、大坂も負けてはいない。続く第2ゲームでお返しとばかりにラブゲームで追いつくと、2-2からはタンディのサービスの精度が落ちたところに付け込み、一気の4ゲーム連取で第1セットを6-2で先取した。

第1試合に登場した大坂

 第2セットに入っても大坂の勢いは止まらない。世界ランクが示すようにサービスも、ストロークも大坂が一枚も二枚も上だった。5-0とリードを広げ、第6ゲームでこの日初めてサービスブレークを許したが、最後は6-2で締め、代表デビュー戦を勝利で飾った。

「緊張した。初めてのフェド杯だったし、どうしても負けたくないと思った」と試合後の大坂。その想いが強すぎて、あまり納得のいくプレーができなかったようだが、自身のプレーについては「まあまあ」と振り返った。

 大坂の勝利を受けてコートに姿を見せたのは、世界ランク42位の土居美咲(ミキハウス)。土居は270位のアンキタ・レイナ(インド)とのエース対決に臨み、隙のないプレーで第1セットを6-0でものにした。

 第2セットは3-1から3-3に追いつかれたものの、土居は落ち着いていた。「相手にやられている印象はなかった。自分の問題だった」と振り返る。少しずれていたタイミングを修正し、きっちりと左右に力強いボールを打ち込めば、ふたたび土居のペースとなり、そのまま勝利に飛び込んだ。

「苦しい場面もあったけど集中して乗り切れた」と土居

 大坂、土居の連勝で日本の勝利が決まったが、青山修子(近藤乳業)/穂積絵莉(橋本総業ホールディングス)のダブルスも軽快な動きと闘志を見せ、シングルスに続いての出場となったタンディ/レイナのインドペアを6-1 6-3で葬った。

 「緊張もなく、落ち着いて戦えた。楽しくプレーできた」と穂積が言えば、青山も「自分の課題と向き合い、最後まで集中できた」と口にした。2014年からフェド杯のダブルスを任されている自信と経験値が、ふたりのプレーには漲っていた。

青山(右)/穂積の日本ダブルス

 昨年は初戦でウズベキスタンに敗れていた。その悔しさ、教訓を胸に臨んだインド戦だった。「コーチ、選手たちがよく頑張ってくれた。結果もそうですけど、練習してきたことを出しきることができて、まずは最高のスタートを切ることができた」と土橋登志久監督が安堵の表情を見せた。

 同じプールBの中国対フィリピン戦は3勝0敗で中国がストレート勝利。日本は明日9日、フィリピンと対戦する。試合開始は現地時間で10時30分。

(テニスマガジン/編集部◎牧野 正)

※トップ写真は、大坂なおみ土橋登志久監督

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