全豪オープン

マレー「そんなにひどく痛めたとは思わない」 [全豪オープン]

 オーストラリア・メルボルンで開催されている「全豪オープン」(1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス2回戦。

 勝利から1時間が経ったとき、アンディ・マレー(イギリス)はいまだ自分がどんなふうに足首をひねって地面に倒れたのかを見るためのどんなビデオクリップも探すことができていなかった。

 全豪オープンのこの段階でもっとも見られたビデオクリップは、おそらく地元のヒーロー、第14シードニック・キリオス(オーストラリア)がアンドレアス・セッピ(イタリア)に食らった敗戦の中で放った“股下ショット”だった可能性が高い。

 今年最初のグランドスラムの3日目は、一般的に言って夜になるまでは筋書き通りに進んでいたといえる。20歳の予選勝者、ノア・ルビン(アメリカ)を7-5 6-3 7-6(3)で破った第17シードのロジャー・フェデラー(スイス)の勝ち上がりはすっきりしたものだった。2人の予選勝者を倒したフェデラーは今、第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)との対戦に備えている。そしてその先には第5シードの錦織圭(日清食品)の姿も見ているだろう。

 トップランクのマレーがいるドローの上半分(トップハーフ)の4分の1ブロックには前述した強豪たちが集まり、もっともヘビーなものと見られている。そしてマレーは今、3回戦に進めるのかどうか、少なくとも数分の間は疑問を持ったのではないだろうか。

 世界ランク156位の19歳、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)との第3セット第3ゲームの初めにマレーのシューズがコートサーフェスに引っかかり、彼は転倒した。すると右足首を押さえ、痛みのあまり叫んだ。

 マレーはそのあとしばらくして立ち上がり、プレーを続けてこのゲームを取ったが、かなり大きな声で自分に向かって、「これはいいニュースじゃない」と叫んでいた。彼は次のエンドチェンジの際にトレーナーを呼んだが、すでにしっかりと補強している関節に追加で治療を施す必要はないと判断したようだった。

 彼は足を引きずり、少しの間ストレッチをしていたが、そのままプレーを続行させ、6-3 6-0 6-2の勝利で試合を終わらせた。

 「最後のほうは、ほぼ問題なく動けていた」とマレー。「それは希望が持てるいい点だ」。

  深夜の記者会見でマレーは、足首は試合中に痛み、その原因や対策などの答えはまだ見えていないと言った。

 「今のところ、少し動かしにくい」とマレー。「ただ、そんなにひどく痛めたとは思わないけど」。

 これはマレーにとってグランドスラム大会での178番目の勝利であり、ステファン・エドバーグ(スウェーデン)とタイで、オープン化以降の記録で8位に当たるものだ。

 マレーは3回戦で第31シードのサム・クエリー(アメリカ)と対戦する。クエリーはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した17歳のアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-6(5) 6-0 6-1で下した。

 全米チャンピオンで第4シードのスタン・ワウリンカ(スイス)はスティーブ・ジョンソン(アメリカ)を6-3 6-4 6-4のストレートで退け、次は第29シードのビクトル・トロイツキ(セルビア)と対戦する。

 ワウリンカはドローのトップハーフの中の上から2番目に当たる4分の1ブロックにいるが、そこから第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と第14シードのキリオスがいなくなった。2014年全米優勝者のチリッチはダニエル・エバンズ(イギリス)に6-3 5-7 3-6 3-6で、キリオスは世界89位のセッピに6-1 7-6(1) 4-6 2-6 8-10のシーソーマッチの末に敗れた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は水曜日に行われた全豪オープン2回戦で、右足首をひねって顔を歪める第1シードのアンディ・マレー(イギリス)


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