全豪オープン

「この試合だけに意識を集中した」とジョコビッチ、難関ベルダスコをクリア [全豪オープン]

 オーストラリア・メルボルンで開催されている「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の大会2日目。

 昨年の1回戦でラファエル・ナダル(スペイン)を倒したフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)と1回戦を始めた第2シードノバク・ジョコビッチ(セルビア)にとって、この試合はタイトル防衛への第一歩としてはかなり厳しい試合だった。

 だがジョコビッチは、必要な瞬間にレベルを引き上げた。流れが双方に行き来した第2セットの71分の戦いでジョコビッチはベルダスコを抑え込み、最終的に6-1 7-6(4) 6-2で勝利をつかんだ。

 ほんの数週間前にジョコビッチが5つのマッチポイントをしのいで勝ったドーハの準決勝での対決がまだ記憶に新しいふたりはにらみ合い、フラストレーションから喚いていた。

 「ドローを見たとき、僕が意識を集中させるのはこの試合だけだ、と自分に言い聞かせた。もし彼が当たり日なら何が起こるか決してわからない」

 全豪を7度制した最初の男子プレーヤーとなることを目指すジョコビッチは、こう言った。

 「集中力を高め、いいスタートを切ったと思う。第1、第3セットはうまくいった。ただ第2セットは“博打”だった----かなり競って、どちらに転ぶかわからなかった」とジョコビッチ。

 「もっともタフな1回戦のひとつを引き当てたこと、彼の調子を鑑み、僕はこの1回戦の出来を非常にうれしく思う。全体的に見て僕は自分のパフォーマンスにいい感じを覚えている」

 現在33歳のベルダスコは歴史に残る名勝負となった2009年全豪準決勝で、最終的にチャンピオンとなったナダルを5セットマッチで追い込み、その少しあとに世界ランクを7位まで上げたことがある。

 「ある意味で非常に厳しい1回戦を引き当てたことは、僕にとっていいことだ。なぜって、おかげで僕は最初から気合を入れてしっかり準備し、スタート時から相応しい集中力をもって大会にアプローチすることができた」とジョコビッチは言った。

 一方、昨年の全米オープン以降、左手首の故障により数ヵ月のプレー休止から戻ってきた第9シードのナダルは1回戦でフロリアン・マイヤー(ドイツ)を6-3 6-4 6-4で倒し、早くも昨年大会よりもいい成績を挙げた。

 「インタビューができてうれしいよ。昨年はそのチャンスがなかったから」と、ナダルは勝利直後のオンコート・インタビューで言った。

 気温が38度にも上がったこの日、昨年の全豪で準決勝、ウィンブルドンで決勝に進出した第3シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)がダスティン・ブラウン(ドイツ)を6-3 6-4 6-2で下した。また、第11シードのダビド・ゴファン(ベルギー)は予選勝者の19歳、ライリー・オペルカ(アメリカ)に6-4 4-6 6-2 4-6 6-4で、第24シードで19歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はロビン・ハッサ(オランダ)に6-2 3-6 5-7 6-3 6-2でいずれも辛勝している。

 第20シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)はホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)を6-7(6) 3-6 7-5 6-2 22-20で下し、全豪でタイブレークが採用された1971年以降で最長試合を記録した。

 そのほか第6シードのガエル・モンフィス(フランス)、第8シードのドミニク・ティーム(オーストリア)、第15シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第18シードのリシャール・ガスケ(フランス)、第21シードのダビド・フェレール(スペイン)、第25シードのジル・シモン(フランス)、第32シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)らが2回戦に駒を進めた。

 第30シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は相手のピーター・ポランスキー(カナダ)がファイナルセットの0-3で途中棄権したため、6-0 3-6 3-6 6-2 3-0で勝ち上がった。

 第28シードのフェリシアーノ・ロペス(スペイン)はファビオ・フォニーニ(イタリア)に5-7 3-6 5-7で敗れ、この日唯一のシードダウンとなった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は全豪オープン1回戦に勝利し、喜びを表すディフェンディング・チャンピオンで第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)


全豪オープンの関連記事

PAGE TOP
menu